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今日は二十四節気「春分」・七十二候「雀始巣」

ウェザーニュース / 2020年3月20日 5時20分

ウェザーニュース

今日3月20日は二十四節気「春分」、七十二候「雀始巣(すずめはじめてすくう)」です。

春分は国民の祝日「春分の日」となっていますが、どんな季節なのか?また、雀始巣の由来は?この時期らしいエピソードをご紹介します。

ご先祖様との距離が近づく季節

春分といえば、春彼岸の中日ということで、お墓参りに行かれる方も多いのではないでしょうか。
しかし、なぜ春分の日にお墓参りに行くのか、ご存じですか?

春分の日は「昼と夜の長さがほぼ同じ」というのはよく聞きますが、この地上から見たときの太陽の動きがそこに関係しています。

仏教では、あの世を「彼岸(ひがん)」といい、私たちのいる世界を「此岸(しがん)」といいます。
太陽が真東から昇り、真西に沈む春分は、あちらとこちらの世界が最も通じやすいと言われていました。大切なご先祖様がより身近に感じられる特別な日、ということでお墓参りに行くようになったそうです。

聞こえてくる音が変わる季節

春分の頃になると、だいぶ春らしさを感じられるようになってきます。

日の長さは徐々に長くなり、積雪エリアでは雪解けの音が聞こえてきます。ただ、気温はまだまだ安定せず、寒さがぶり返す日も。

日の光、次に音、最後に気温という順番で春を感じることから、2月は光の春、3月は音の春、4月は気温の春と言われています。

つまり、今は音の春。窓を開けて耳を済ませば、雪どけ水で川が増水し、勢いよく流れる音や雪がドサッと落ちる音、動物たちが元気に鳴く声など春を告げる音がたくさん聞こえてくるはずです。

雀が巣を作る季節

今回の七十二候では「雀始巣」と雀が巣を作り始める頃だと伝えています。

雀の巣作りは、繁殖期と同じ2月~9月に行われます。
ずいぶん長いようにも思えますが、雀の繁殖期というのは年に2~3回あるのです。

「雀はよく見るけど、そういえば巣は見たことないな…」

実は、雀は人の身長よりも高いところに巣を作ります。警戒心が強く、屋根の隙間など人間や他の鳥からは見つけにくい場所を選ぶそうです。

基本的に冬以外は巣作りが行われますが、新しい季節に移り変わってから初めての巣作りということで、暦のテーマとして起用したのかもしれません。

季節の変化を感じられる季節

例年、春分の頃は季節が本格的に移り始め、様々なところから一層春を感じることができるようになります。お出かけも楽しくなる時期なので、ぜひ自然にふれて、自分の肌で季節の変化を感じてみてはいかがでしょうか。

参考資料など

【参考・参照元】
日々是れ活き生き暮らし歳時記「彼岸」www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/higan/
ツバメ・スズメの生態・習性.com「スズメの巣作りの時期は?」wild-bird-info.com/swallow7/tsubame56.html
害鳥対策.com「スズメの巣の見つけ方」xn--6oqx02apg604hfrcmsbf24k.com/sparrow-2.html
【写真】
ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)




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