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東京の桜は例年より早く満開も 九州南部は大きく遅れ 暖冬の影響で開花時期が二極化

ウェザーニュース / 2020年3月24日 13時0分

ウェザーニュース

ウェザーニュース 第七回桜開花予想

■開花予想のポイント ■

・東京都心など関東は満開へ
・東北・北陸は記録的に早い開花に
・九州南部の開花は例年より遅く、1週間前後遅れる所も


22日(日)、東京(靖国神社)では観測史上2番目に早い満開の発表がありました。その他の地域でも開花の便りが続々と届いています。今後はどうなるのか、ウェザーニュースでは「第七回桜開花予想」を発表します。

東京都心の桜は週末にかけて満開

今年のソメイヨシノは3月14日に東京(靖国神社)で開花がスタートし、22日に観測史上2番目に早い満開の発表がありました。

先週、西・東日本では晴れて気温が20°Cを超える日があり、桜の生長と開花が進みました。特に、開花の早かった関東では、今週満開を迎える名所が多い予想です。東京・上野恩賜公園ではすでに満開になっており、井の頭公園でも26日(木)に満開になる見込みです。

ただし、今週末は全国的に雨となるため、お花見を楽しむのは、その前後が良さそうです。

東北・北陸は記録的に早い開花に

全国の主な名所の桜開花予想

今週は週前半に寒の戻りとなっているものの、週後半は春本番の暖かさとなり、西・東日本では開花ラッシュとなります。

3月末までに西・東日本のほぼ全域で開花し、東北南部でも咲き始めます。
桜前線は4月下旬に北海道に上陸し、函館は4月22日、札幌は翌23日に開花する予想です。

開花時期は例年よりやや早い〜早い所が多く、北陸や東北など記録的な早さとなる所もありそうです。

一方、九州南部など暖冬の影響で休眠打破が遅れた地域では、例年より遅い開花となる見通しです。特に鹿児島では例年の開花日より1週間遅い、4月1日に開花すると予想しています。

九州南部の開花は例年より遅い

3月19日〜21日に、全国3,539本の桜(うちソメイヨシノ 2,766 本)の「全国つぼみ調査」を実施しました。(※)

現在のつぼみの生長は、関東〜近畿で例年並の開花となった昨年と同じかやや早いペースで進んでいます。ここ一週間は晴れて20°Cを超える暖かさとなった日があり、順調に生長・開花が進んだと考えられます。

ただ、九州や中国・四国では昨年よりやや遅いペースで進んでいることがわかりました。暖冬の影響が大きい九州や中国・四国では、昨年と比べると生長にやや遅れがみられています。このため、九州、中国・四国を中心に1〜4日開花予想日を遅らせた地点があります。

一方、北日本では、東北で「先がピンクに」以上のつぼみが13ポイント増え、北海道でも「先が緑に」なったつぼみが現れ始め ました。

早くも、満開を迎えている地域があります。
週末は残念ながら広い範囲で雨予想ですが、こんなときだからこそ、ゆっくりと桜の美しさそのものを満喫するのはいかがでしょうか。

参考資料など

※第三回桜開花予想以降は「全国つぼみ調査」の結果を加味しています。この調査により、つぼみの現在の状況を細かく把握することで、より高い精度で開花日を予想できるようになります。生長するつぼみの変化を見逃さないため、毎週木曜日〜土曜日に「全国つぼみ調査」を行う予定です。

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