4月の東京は10年ぶりの低温 全国的に平年を下回る

ウェザーニュース

4月は上空の寒気が流れ込みやすい状況が続き、全国的に気温が平年を下回っています。東京は平均気温は10年ぶりの低さです。

4月28日までの平均気温は東京で12.5℃と平年より1.4℃低くなっています。今日、明日の気温を加味しても12℃台になることはほぼ確実で、2010年の12.4℃以来の低温です。

日々の気温変化を見ると、特に中旬以降は平年よりも低い日が多くなりました。最低気温はほとんどの日が平年未満で、10℃以上はわずか1日だけしかありません。最高気温も25℃を超える夏日はなく、平年を大きく下回る日が目立ちます。

全国的にも低温　5月は一転して高温に

上空を吹く強い西風の偏西風が平年より南を流れたため、日本付近に寒気が流れ込み、全国的な低温となりました。

西日本や東日本は特に低温傾向が顕著で、平年より2℃以上低かった所もあります。

4月の終わりになり、寒気の流れ込みやすい状況は解消し、5月は高温でスタートする見込みです。