鹿児島県・十島村で50年に一度の記録的な大雨 梅雨前線の影響

ウェザーニュース

停滞する梅雨前線の影響で、鹿児島県十島村・トカラ列島を中心に断続的に激しい雨が降っています。中之島では10時40分までの1時間に89.5mmの猛烈な雨を観測。総雨量は500mmを超えました。

名瀬測候所は十島村で50年に一度の記録的な大雨になっている所があるとして、警戒を呼びかけています。

トカラ列島は昼過ぎまで激しい雨のおそれ

トカラ列島は昼過ぎにかけて活発な雨雲がかかり、激しい雨の降るおそれがあります。その後、今日いっぱいは雨の降りやすい状況が続きますので、土砂災害への警戒が必要です。

10時40分現在、十島村には土砂災害警戒情報が発表されています。安全をしっかり確保するようにしてください。

「50年に一度の記録的な大雨」とは

過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとに、全国を5km四方に区切った地域ごとに、50年に一度程度しか発生しないような大雨が観測・解析されたときに、気象庁が発表する情報です。

その発表基準は、過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとにして、全国を5km四方に区切った地域ごとに、算出されています。

この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながる猛烈な雨が降っていることを意味しています。危険な状況が迫っているおそれがあるので、地元の自治体が発表する避難情報などを確認して、早めの避難を心がけてください。