東京や神奈川に乳房雲が出現 ゲリラ豪雨をもたらす雨雲の一部

ウェザーニュース

局地的なゲリラ豪雨に見舞われた東京や神奈川で乳房雲が現れました。雹や突風などの前兆になることがある、要注意のサインです。

特に多く目撃されている神奈川県は西部を中心に雨が強まり、17時40分までの1時間に相模原市・相模湖で39.0mmの激しい雨を観測しました。

強い雨を降らせた雨雲の東側の端に当たる部分に、乳房雲が現れたと考えられ、横浜市や川崎市など神奈川県の頭部で見られました。

乳房雲とは？

乳房雲の仕組み

雲の中の強い下降気流と、雲の下の上昇気流がぶつかる事により、渦を巻くような流れ（＝乱流）が発生。この流れが、乳房のような特徴的な雲の形を作り出します。

乳房雲が見られた神奈川県東部に雨雲が近づいているものの、次第に弱まっているため、横浜市や川崎市などで雷雨の心配はありません。ただし、晴れた空から乳房雲が現れた場合は、雹や突風などの前兆となることがあるため、要注意のサインです。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）