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九州の南西海上に並ぶ雲の渦巻 カルマン渦が発生

ウェザーニュース / 2020年10月6日 9時30分

ウェザーニュース

今日6日(火)、気象衛星ひまわり8号が九州の南西海上に現れた雲の渦巻を捉えました。これはカルマン渦と呼ばれるものです。山がある島の風下にできる渦を巻いた状態の雲で、日本の周辺では、韓国のチェジュ島や鹿児島県の屋久島、北海道の利尻島周辺で見られます。

チェジュ島付近から東シナ海にかけては、やや強い北風が吹いていたこと。上空1500m付近で10℃前後の冷たい空気が流れ込んで、海面水温との温度差が大きくなったことで現れました。

カルマン渦発生の仕組み

カルマン渦発生の仕組み

上空の低いところを流れる風(→)が、山や島にぶつかり、後ろに回り込みます。山のすぐ後ろは風の流れがほとんどなく、両脇から回り込んだ風が巻き込むように山や島の後ろ側に入り込むため、淀むように雲の渦ができるのです。

周辺の風向きがある程度揃っていて、西高東低の冬型の気圧配置の時など、海水温と空気の温度差によって雲が発生する時などに見られ、これから冬にかけて出現機会は段々と増えていきます。

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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