台風14号、想定される2つのシナリオ 荒天の影響や時期に大きな差

ウェザーニュース / 2020年10月7日 17時30分

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強い台風14号は、今週末にかけて日本に接近する可能性が高まっています。

この台風の接近時は上空の風の流れが比較的弱いため、予想される進行速度や進路を正確に予想するのが難しい状況となっています。

世界各地の気象機関が計算したシミュレーションを元に、代表的な2つのシナリオを抽出し、それぞれのパターンとなった場合の影響やタイミングを解説します。


この記事で扱う2つのシナリオは次の通りです。

A:九州の南をゆっくりと北上し、本州南岸付近を北東進するシナリオ
B:四国の南を北上し、Aよりも内回りのコースを北東進するシナリオ

Aパターンは遅く、Bパターンは早い

予報円の中心を進むシナリオでは、10日(土)昼過ぎに四国沖、11日(日)昼頃に関東の南に達するとみられます。

Aパターンに近いシナリオの場合、九州の南に留まる時間が長いため、西日本や東日本へ接近する時期は予報円の中心を通る場合よりも遅くなる見込みです。最も遅い場合は、10日(土)夜に四国沖、11日(日)の夜に関東の南に達するとみられます。

Bパターンに近いシナリオの場合、距離の短いコースを進むため、西日本や東日本へ接近する時期は予報円の中心を通る場合よりも早くなる見込みです。最も早い場合は、10日(土)朝に四国沖、11日(日)未明には関東の南に達するとみられます。

Aパターンの方が影響が大きく、かつ長引く

Aパターンに近いシナリオの場合、九州から関東にかけての太平洋側にかなり接近します。台風の接近時は雨風ともに強まり、荒れた天気となるおそれがあります。

また、台風の接近前から秋雨前線の影響で雨が降り、西日本の太平洋側では雨量がかさんで大雨となるおそれがあるため、土砂災害等に警戒が必要です。長引く雨の影響に注意してください。

Bパターンに近いシナリオの場合、陸地から離れて進むため、風の影響は少ない見込みです。雨は秋雨前線の影響で降るものの、陸地から離れている分、総雨量はAほどは多くなりません。

どちら寄りになるかは8日(木)頃の「転向」の状況次第

台風14号は現時点では西寄りに進んでいますが、この先には大陸から高気圧が張りだしているため直進出来ず、明日8日(木)から9日(金)にかけて東寄りに進行方向を変える見込みです。これを「転向」と呼び、その場所と転向点を呼びます。

転向点が想定より西寄りだとAパターンに近いシナリオとなり、転向点が東寄りだとBパターンに近いシナリオとなります。

明日から転向が始まると、もう少し予測が正確になってきますので、今後も最新の情報を確認するようにしてください。

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