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台風発生が相次ぐ10月 南シナ海を進むものが多数

ウェザーニュース / 2020年10月24日 12時20分

ウェザーニュース

24日(土)朝の段階で台風17号が南シナ海を西よりに進んでいます。フィリピンの東海上の熱帯低気圧は明日25日(日)までに台風になる予想で、これが発生すると10月5個目と7年ぶりの多さです。

最初に発生した台風14号は日本の南海上に進みましたが、15号、16号はともに南シナ海で発生してベトナムに上陸。17号も今後はベトナム方面に進み、熱帯低気圧も台風となったあとは南シナ海を西進すると予想されます。

太平洋高気圧が西に張り出す

台風が日本付近に近づかない理由は、本州の南海上にある太平洋高気圧の勢力です。今年は平年に比べると西に大きく張り出しているため、フィリピン周辺で発生した台風は北上することが出来ません。高気圧の周囲を吹く風に乗る形で西よりに進みやすくなっています。

こうした状況は11月にかけても続く見込みで、台風が発生しても日本には近づきにくいと見られます。一方で、ベトナムなどは台風の影響を受けやすくなる見込みです。10月上旬から度々大雨に見舞われており、被害の拡大が懸念されます。

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