強い寒気南下で大気の状態不安定 北陸など雷雨やアラレ、突風に注意

ウェザーニュース

日本列島の上空に、この時期としては強い寒気が南下し、大気の状態が非常に不安定になっています。北陸など日本海側の広がる雲が発達し、夕方にかけて雨の強まる所がある見込みです。

北陸を中心に土砂降りの雨

14時30分までの1時間に石川県白山市・白山河内で9.5mm、新潟県糸魚川市・能生で6.0mmの雨を観測しました。1時間あたりの雨量としてはそれほど多くないものの、10分前後の短い時間には土砂降りになっている所があります。また、活発な雨雲の周辺では雷も頻発している状況です。

今夜は北海道で雨が強まる

北陸の雨は夕方を過ぎると峠を越える一方で、北海道は夜にかけて雨が強まる可能性があります。上空の気圧の谷の通過に伴って雨雲が発達し、道北の日本海側を中心に雷を伴った強い雨やアラレとなる見込みです。

活発な雨雲が通過する際は、突風を伴うおそれがあり、明日25日(日)にかけて西よりの風の強い状況が続きます。特に沿岸部は瞬間的に20m/s以上の強風となりますので、注意をしてください。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）