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その「のど飴」は症状に合っていますか!? 3つのタイプの違いとは

ウェザーニュース / 2020年10月29日 11時31分

ウェザーニュース

乾燥するこれからの季節に欠かせない「のど飴」ですが、その種類によって、のどへの効果が異なるってご存知ですか?

「のど飴」にはどのようなタイプがある?

「のどに良い」というイメージで、大ざっぱに語られることの多いのど飴ですが、そもそも「のど飴」の定義とは、どのようなものなのでしょうか。製薬会社の「浅田飴」に話をうかがいました。

「のど飴には、厳密な定義というものがありません。そのためコンビニで買えるものから、薬局にしか売っていないお薬ののど飴まで、たくさんの種類が発売されています」(株式会社浅田飴)

確かにコンビニや薬局に行くと、たくさんののど飴が売られていますよね。こうしたのど飴は、味や価格だけでなく、成分や効果も様々です。のど飴は大きく3つのタイプに分けられます。

医薬品の「のど飴」

せき、たん、のどの痛みなどに効果があります。症状にあった製品を選びましょう。医薬品ですので、製造には国の承認が必要で、販売にも許可が必要です。そのため、薬局やドラッグストアなどでしか買うことができません。

医薬部外品の「のど飴」

せきどめの効能をもつものはありませんが、たん、のどの痛みなどに効果があります。症状にあった製品を選びましょう。

製造には国の承認が必要ですが、医薬品と異なり、販売に許可は不要。そのため薬局だけでなく、コンビニやスーパーなどで売られている場合もあります。医薬品の「のど飴」にくらべて効き目がおだやかです。

食品の「のど飴」

お菓子のキャンディーの一種なので、せきを抑えたり、のどの痛みを抑えたりといった効果は望めません。ただ、なめることでのどがなめらかになったり、スッキリとした感覚が得られ、また、いろいろな味が販売されているので、多様なおいしさを楽しむことができます。なお、製造や販売に、医薬品のような制限はありません。

症状によっては、効果が望めない「のど飴」も!?

普段、コンビニやスーパーで私たちが目にするのど飴は、その多くが食品の「のど飴」です。のどの調子が悪いとつい頼ってしまいますが、「のどが痛い」「声がれがする」「たんがからまって困る」といった症状への効果は期待できません。のどへの効能を期待するなら、その症状に合わせて、医薬品の「のど飴」や、医薬部外品の「のど飴」を買うと良いでしょう。

薬局やドラッグストアでのど飴を買い求める際にも、注意が必要です。薬局やドラッグストアには、「のど飴コーナー」が設けられていることもありますが、そこに並んでいるのど飴は、食品の「のど飴」も多いからです。

「効能効果をもたない食品と異なり、医薬品や医薬部外品は、せきやのどの痛みという症状に応じて選ばれるため、薬局やドラッグストアでは、それぞれの効能の棚に置かれます。価格も医薬品と食品では大きく異なります」(株式会社浅田飴)

医薬品の「のど飴」や、医薬部外品の「のど飴」には、のど飴のタイプがパッケージに表示されています。

売り場で見つけにくい場合は、店員さんに症状を伝え、探してもらうと確実です。

乾燥し、風邪が流行するこれからの季節は、1年の中でもとくにのど飴の需要が高まる時期。のど飴を上手に活用し、乾燥する冬を乗り切りましょう!

参考資料など

取材協力/株式会社浅田飴

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