台風21号(アータウ)発生 この台風も南シナ海を西へ

ウェザーニュース / 2020年11月9日 4時2分

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11月9日(月)3時、南シナ海で発達中の熱帯低気圧が台風21号(アータウ)になりました。

先月の台風15号以降の各台風と同様に南シナ海を西へ進むため、日本への影響はありません。

▼台風21号 11月9日(月)3時
 存在地域   南シナ海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西 30 km/h
 中心気圧   998 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

台風15号以降、南シナ海を西進する台風が続く

今年10月以降は南シナ海を西に進む進路をとった台風が多く、台風15号から19号が連続で類似の進路を取り、20号も南シナ海に西進して熱帯低気圧に変わりました。

今回の台風21号も同様に南シナ海を西進する予想です。

台風がこのような進路をとるのは太平洋高気圧の偏りが影響しているものとみられます。夏の日本を覆う太平洋高気圧は既に本州の南へ離れていますが、今年は平年よりも西方向に大きく張り出している状況で、フィリピン付近で発生した台風が北上しにくくなっています。そしてこの太平洋高気圧の周囲の風の流れに乗って、フィリピン付近の緯度のまま西に進むことが多いというわけです。

こうした状況は11月に入っても続いていて、台風が発生しても日本には接近しにくいとみられます。一方で、10月上旬からたびたび大雨に見舞われているベトナムなどは台風の影響を受けやすい状況が続き、被害の拡大が懸念されます。

一年間の台風発生数の平年値は25.6個

平年の台風発生数

11月の台風発生数の平年値は2.3個で、今年11月は今回の21号で1つ目の台風発生です。

一年間の台風発生数の平年値は25.6個ですので、まだ今年は平年より発生数がやや少ない状況です。今年は7月末までに発生した台風の数が2個と非常に少なかったことが影響していると考えられます。

フィリピンの東で別の台風発生へ

熱帯低気圧 予想進路

台風21号とは別に、フィリピンの東でも熱帯低気圧が発達中です。気象庁は、この熱帯低気圧についても24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しています。次に台風が出来ると「台風22号」と呼ばれることになります。

この熱帯低気圧は明日10日(火)にかけてやや北上するものの、その後は西進して南シナ海へ進む予想ですので、こちらも日本への影響はありません。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風21号の名前「アータウ (Etau)」は米国が提案した名称で、嵐雲のことを意味するパラオの言葉からとられています。

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