サハリン西方沖でM6.6の深発地震 異常震域の震度分布に 津波の心配なし

ウェザーニュース / 2020年12月1日 7時56分

ウェザーニュース

12月1日(火)7時55分頃、北海道と青森県で最大震度3を観測する地震がありました。震源地はサハリン西方沖で、震源の深さは約610km、地震の規模(マグニチュード)は6.6と推定されます。この地震による津波の心配はありません。

震源地:サハリン西方沖
マグニチュード:6.6
震源の深さ:約610km
この地震による津波の心配はありません。

震源が非常に深い「深発地震」のため津波の発生の可能性はありませんが、震度分布が震央からの同心円状にならない「異常震域」という特徴がみられています。

震度2以上を観測した市町村

■震度3
【北海道】
 猿払村
【青森県】
 八戸市 おいらせ町 階上町

■震度2
【北海道】
 函館市 釧路市 天塩町 浜頓別町 宗谷枝幸町 豊富町 幌延町 新冠町 浦河町
【青森県】
 青森市 十和田市 三沢市 むつ市 野辺地町 七戸町 六戸町 横浜町 東北町 六ヶ所村 東通村 五戸町 青森南部町
【岩手県】
 盛岡市 宮古市 久慈市 八幡平市 奥州市 滝沢市 矢巾町 普代村 野田村
【宮城県】
 石巻市 登米市 大崎市 丸森町 松島町 涌谷町 宮城美里町
【秋田県】
 井川町

深発地震による異常震域とは

模式図

今回の地震は非常に深い所で発生した「深発地震」と呼ばれるものです。

震源の浅い地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布することが多いものの、深発地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となることがあります。

太平洋プレートを伝って東北地方太平洋側に強い揺れが伝播

日本列島周辺のプレート

今回の地震は、千島海溝から北西に向かって沈み込む太平洋プレートの深部で発生した地震とみられます。

太平洋プレートが深く沈み込んでいる場所では同様の深発地震が発生することがしばしばあり、数年に一度M6以上の規模の地震も発生します。一方、一度の地震での余震がほとんどないことも特徴です。

1984年1月1日には三重県南東沖でM7.0の地震が発生し、東京都千代田区や横浜市で震度4を観測しました。こうした地震は津波の発生こそないものの、大きな揺れを伴うことがあるため、注意が必要です。

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※地震の規模や影響によっては、速報をお伝えした後、通常の放送内容となっている場合があります

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