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東海から西日本の広い範囲で「だるま夕日」 今夜は冷え込みに注意

ウェザーニュース / 2020年12月5日 18時0分

ウェザーニュース

5日(土)夕方は東海から西日本の広い範囲で「だるま夕日」が見られました。

だるま夕日は、太陽の光が屈折することで起こる、蜃気楼の一種です。

通常、光はまっすぐ進みますが、密度の異なった空気を通ると光は曲がって進みます。空気の密度は、主に気温によって決まるため、気温差の大きい空気の層ができると、そこで光が屈折します。これにより、太陽が歪んでだるまのような形に見えるのです。

空気はすぐに冷たくなり、水はゆっくりと冷たくなる性質があります。そのため、寒気や放射冷却などで急激に空気が冷やされることの多い冬は、海水よりも空気のほうが冷たくなりやすく、だるま朝日・夕日を見られることが多いのです。

今夜は冷え込むに要注意

西日本から東海の各地は穏やかに晴れており、水平線まで雲がないことから、夜も晴天が続きます。このため、晴れて地上の熱が上空に逃げる、放射冷却現象が強まる見込みです。

明日6日(日)朝の予想最低気温は、名古屋や大阪で5℃、広島で4℃など今朝以上の冷え込みになる所があります。だるま夕日が見えるような穏やかな夕暮れの後は、夜の寒さに要注意です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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