記録的大雪 群馬県内で2メートル超 12月としては異例の多さ

ウェザーニュース

今日17日(木)も日本付近は強い冬型の気圧配置が続いています。北海道から山陰の日本海側の広い範囲で雪となり、依然として北陸から関東の山沿いで積雪が急増中です。

群馬県みなかみ町・藤原では7時の段階で202cmを観測。12月に2mに到達するのは15年ぶりで、1989年の統計開始以来2回目で、異例の多さになっています。そのほか、新潟県湯沢町で181cm、青森県・酸ヶ湯で170cmに達しています。

今日いっぱいは引き続き大雪に警戒

積雪の予想　17日(木)〜18日(金)朝

これから午後にかけても活発な雪雲が流れ込むため、北陸や関東北部の山沿いの多い所ではさらに30cm前後、東北の山沿いでは20cm前後の雪が降る見込みです。

一連の大雪ですでに真冬と同様の雪の積もっている所が多く、車での移動には時間がかかる状況です。屋根からの落雪や山間部での雪崩の危険性も増していますので、警戒を続けてください。

今夜になると上空の寒気が北へ退くため、ようやく雪の峠を越える予想となっています。ただ、週末は再び寒気が南下して冬型が強まりますので、雪が小康状態になる明日18日(金)はできる範囲で、周辺の除雪などを進めるようにしてください。

今朝は一部で路面凍結も

昨日16日(水)に雪が降った岐阜や名古屋など濃尾平野では、積雪こそ多くはありませんでしたが、濡れた路面が今朝の冷え込みで凍結している所があります。

7時までの最低気温は名古屋で0.3℃、岐阜で-0.4 ℃を観測。地面付近は0℃を割り込んで、凍結したと見られます。路面が濡れている所では、足元に注意が必要です。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）