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乾燥だけではなく貧血で肌が荒れることも 身体の潤いが増す食材

ウェザーニュース / 2020年12月22日 5時0分

ウェザーニュース

肌が荒れる原因は空気の乾燥だけではありません。しっかり保湿しているのに肌が乾燥しやすい場合、貧血が原因となっていることがあるようです。源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸佳子先生(国際中医薬膳師)に貧血による肌荒れの対策を聞きました。

東洋医学でいう血虚とは?

「東洋医学では、血液が十分足りていない状態や、血液の機能が十分果たせていないことを含め”血虚(けっきょ)”と言います。健康診断で貧血と指摘されていない人でも、東洋医学から見るとこの”血虚”の状態になっている人も多いです。

血液は全身に栄養や酸素、潤いを運び、老廃物を回収してくれます。血液がすみずみまで十分行き届いていないと皮膚など表面的なところをはじめ、様々な症状が出てきます。自覚していなくても血虚になっていることがあり、治療院の患者さんでも女性の多くが『血虚』の状態で、最近は男性も増えています」(瀬戸先生)

さまざまな血虚の症状

血虚による肌荒れの場合、次のような症状がよく見られるといいます。

▼肌が乾燥して、小ジワがある
▼シミができやすい、傷跡が残りやすい、色素沈着しやすい
▼顔色や血色が悪い
▼目の乾燥(ドライアイ)や視力低下・眼精疲労がある
▼爪が薄くて割れやすい
▼髪がパサつきやすい、抜け毛が多い
▼便が乾燥し、コロコロしている
▼寝つきが悪かったり、眠りが浅かったりする

食養生で虚血を改善する

血虚の人はどうしたら改善できるのでしょうか。

「血液を増やすものや身体の潤いが増すものを積極的に摂るといいでしょう。レバー、ブリ、牡蠣、イカ、タコ、豚肉、卵、ホウレン草、黒ゴマ、ニンジンなどです。逆に控えたほうがよい食材は、カレーや生姜など香辛料が入っているもの、利尿作用のある飲み物などは乾燥を促進してしまうので、血虚の人にはおススメできません」(瀬戸先生)

血虚は単純に食事中の鉄分不足だけでなく、スマホやPCなどによる目の使いすぎ、寝不足、頭脳労働、ストレスなどによっても起こすことが少なくありません。そういう人は意識的に鉄分の多いものを積極的に摂るといいでしょう。

乾燥などで肌が荒れやすい冬は、食事や生活を見直すとともに、保湿クリームやオイルなどでしっかり保湿をして、肌の健康を保ちましょう。

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