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冬に足が臭う原因は? 5つのNG項目と対策

ウェザーニュース / 2020年12月23日 10時30分

ウェザーニュース

冬に革靴やブーツなどを脱いだとき、イヤな臭いがした経験はありませんか?
実は、冬の足は臭いやすいのです。
臭いに繋がる原因と対策を五味クリニック院長の五味常明先生に教えていただきます。

足の臭いのNG

足の臭いというと夏のイメージが強いのですが、実は冬も足の臭いにつながる原因が多いのです。そうした行動を自分がしていないか、チェックしてみましょう。

(1)革靴にストッキング・タイツを履く

「足裏は体のなかでも汗腺の多い部位で、1日にコップ1杯分の汗をかいているといわれています。ナイロン製のストッキングやタイツ、靴下などは、靴のなかで結露したようになりやすく、ムレた靴のなかは、雑菌が繁殖しやすい環境になり、臭いが発生してしまうのです」(五味先生)

確かに、冬でもブーツや革靴のなかはムレています。

「ウールなど天然繊維は、吸湿性が高く適しています。難しければ、足裏だけ吸湿性に優れた素材で作られた製品を選んだり、吸湿性、消臭性のある中敷きを使うのもよいでしょう。足指の間などに制汗剤を利用するのも効果的です」(五味先生)

(2)お気に入りの靴ばかり履く

履きやすいからと、同じ靴ばかり履いてはいないでしょうか。「1日履いた靴は、湿気を含んでいます。1度履いた靴は、風通しのよい場所で2日は休ませましょう。靴は3足をローテーションで使うのが望ましいのです」(五味先生)

(3)運動不足

運動不足や靴のしめつけなどから、足がむくみがちということはないでしょうか。これも、臭いの原因になります。

「疲労物質のアンモニアが溜まっていると、汗になって臭います。改善には、血行をよくすることです。足の付け根のあたりをトントンたたいてリンパを刺激したり、入浴時にマッサージするとよいでしょう」(五味先生)

(4)足のケアをさぼりがち

サンダルなど素足を表に出す機会の多い夏と違い、冬は足の手入れをさぼりがちではないでしょうか。

「余分な角質などが溜まると、それをエサに雑菌が繁殖しやすくなります。スムーザーなど使って、適度に角質を落としましょう。ただし、削りすぎるとその刺激でかえって角質が厚くなるので、やりすぎには注意しましょう」(五味先生)

(5)ストレスを溜める

何かと忙しい年末年始は、ストレスが溜まりがちで、それも足の臭いの元になります。

「冬はブーツなどを履くうえに、足の精神的発汗が多くなります。真面目で優しい人は、ストレスから汗をかきやすいです。臭いを心配しすぎないこと、対策したから大丈夫と楽観的になるのも案外役立ちます。

また、足に汗をかくと、蒸発するときに『汗冷え』を起こしてしまいます。夏にエアコンのなかで寝て、寝冷えするのと同じ原理です。汗冷え予防の意味でも、制汗剤を積極的に使用するといいでしょう。ウールの靴下も汗冷え予防にもよいですね」(五味先生)


足の臭い対策は、足の環境を整えることでもあるようです。きちんと対策をして、心地よく過ごしましょう。

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