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週間天気予報 年末年始に寒波襲来 年越しは大雪・極寒に

ウェザーニュース / 2020年12月27日 5時19分

ウェザーニュース

年内は短い周期で天気が変化し、広範囲で雨や雪の降る日があります。その後は非常に強い寒気が流れ込み、大晦日から元日にかけては大雪などの荒れた天気に警戒が必要です。

■この先1週間のポイント■

・年内はめまぐるしく天気が変化
・大晦日は寒波襲来 元日にかけ広範囲で雪
・極寒の年越し 昼間でも辛い寒さ

年内はめまぐるしく天気が変化

雨や雪の予想 28日の雨雲が離れてもすぐに天気が崩れる

あす28日(月)と30日(水)の前後では、低気圧などの影響で広範囲で雨や雪が降る予想です。このところ雨の少なかった東日本や西日本の太平洋側でも、雨が降る可能性があります。

一旦天気が回復しても、すぐに天気が崩れる予想ですので、年末の買い出しや幸先詣(事前の初詣)などは天気予報を確認しながらタイミングを決めると良さそうです。

なお、年末年始の寒気のピークを迎える前ですが、甲信や北関東などでは雪が混じる可能性があります。念のため路面状況などにも注意してください。

大晦日は寒波襲来 元日にかけ広範囲で雪

予想天気図 31日(木)9時

30日に通過する低気圧が日本の東で発達し、大陸の高気圧との間で典型的な「西高東低の冬型の気圧配置」となることが予想されます。このため日本付近には、31日の大晦日から1日の元日にかけてをピークに非常に強い寒気が流れ込み、荒れた天気となる見通しです。

日本海側で大雪となり、今月中旬の寒波に匹敵するような積雪増加となるおそれがあります。立ち往生などが発生してもおかしくないため、予定を調整して無理な移動は控えることもご検討ください。

雪雲が非常に発達する影響で、山の風下にあたる太平洋側でも雪の降るところがあります。大阪、名古屋などの関西・中京圏でも雪が降るほか、九州や瀬戸内では雪の積もるおそれがあります。年末年始は普段運転をしない方が車を運転することも考えられますが、雪や凍結の影響を決して甘く見ないようにしてください。

極寒の年越し 昼間でも辛い寒さ

この寒気の影響で、気温もかなり低い状況が予想されています。平年のこの時期と比べてもさらに寒くなり、東京や名古屋、大阪など都市部でも昼間は5℃程度までしか気温が上がらない可能性があります。年越しも各地で0℃近い寒さとなりそうです。

北海道では−10℃未満の冷え込みとなる所が多い予想です。家を離れる場合は水道管の水抜きや微量の通水、不凍液の注入で水道管等の凍結や破裂を防止し、屋外との気温差で体調を崩さないように注意してください。

年末年始は満月や流星群など天体イベントも

冬型の気圧配置では関東など晴れるところもあります。年末年始は、30日には満月、1月3日には「しぶんぎ座流星群」の極大など、夜空を彩る現象も到来します。

天気の落ち着いているところでは、雪山並みの万全の防寒をした上で天体観測を楽しむのも良さそうです。

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