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★1月の天体イベント★ 新年早々に流星群が出現!月と惑星の接近も

ウェザーニュース / 2021年1月2日 18時0分

ウェザーニュース

冬は空気が澄んで星空が一段とキレイに見える季節。新年スタートから流星や月と惑星の接近といった天体イベントもあります。万全の防寒対策をして、天体観測をお楽しみください。

しぶんぎ座流星群

1月4日(月)3時頃 北東の空(東京)

2021年1月3日の夜は、三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」の活動がピークを迎えます。活動のピーク(極大)は1月3日(日)の23時頃と予想されていて、日本では日付が変わって4日(月)の未明から明け方にかけて出現数が最も多くなるとみられます。

東京では放射点が23時頃から昇ってきて流星が流れ始めます。放射点が高く昇る4日未明も「活動の極大」に近い時間帯なので、1時間あたり最大20個程度の流星が期待出来ます。ただ今回は、観測に適した時間を通して月齢20の明るい月が夜空を照らすため、暗い流星だと見つけづらいかもしれません。

流星は放射点の方向から流れますが、放射点の付近だけでなく全天のどこかに出現するので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにして観測するのがおすすめです。

水星・木星・土星が大接近

10日(日)日の入り30分後 西南西の空(東京)

1月上旬から中旬ごろ、夕方の西南西の低空で、水星・木星・土星が大接近します。最接近は1月10日(日)から11日(月)頃で、直径3度の視野円の中に3惑星が収まるほど接近します。

水星・木星・土星が見えるのは、日の入り30分後の高度が5度前後と非常に低い位置になるため、西南西の空が開けたところで観察するのがポイントです。3つの惑星の中では木星が最も明るいため、木星を目印にして探してみてください。

なお、水星・木星・土星は2月下旬から3月上旬にも、明け方の東南東の低空で接近します。

月と火星が接近

20日(水)~22日(金)18時頃 南の空(東京)

日が沈んで空が暗くなってくると、南の高い空に赤く輝く火星が見えます。2020年10月に地球に最接近した際はマイナス2.6等の明るさだった火星も、1月になると約0等と明るさは落ち着いてきました。

1月21日(木)には、火星と月の接近も楽しめます。火星のすぐ下側に上弦の月が見えるので、晴れた際は寄り添う姿を探して空を見上げてみてください。

水星が東方最大離角

18日(月)~30日(土)日の入り30分後 西南西の空(東京)

水星は太陽系の最も内側を公転している惑星で、見やすくなる時期は太陽からの見かけの位置が離れる「最大離角」前後に限られています。

そんな水星が、1月24日(日)に東方最大離角を迎えます。東京では21日(木)から28日(木)の間、日の入り30分後の水星の高度が10度を超えるため、観察のチャンスです。他の地域でも大きく変わらないため、晴れた日は水星を探してみてください。

水星を見る際は、西の空が開けた場所からお楽しみください。

1月の満月はウルフムーン

1月は29日(金)4時17分に満月を迎えます。

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。1月は、「真冬の食糧不足を嘆く飢えた狼の遠吠え」にちなんで名付けられています。


参考資料など

『天文年鑑(2021)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/

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