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北海道西方沖でM5.6の深発地震 関東にかけての広範囲で震度1〜2を観測

ウェザーニュース / 2021年1月12日 12時0分

ウェザーニュース

1月12日(火)11時40分頃、地震がありました。震源地は北海道西方沖で、震源の深さは約240km、地震の規模(マグニチュード)は5.6と推定されます。この地震による津波の心配はありません。

この地震により観測された最大震度は2でしたが、北海道から関東にかけての広範囲で震度1以上の揺れを観測しました。

深発地震の特徴 プレートに添って遠方に揺れが伝播

深発地震による異常震域の模式図

今回の地震は地下の深い所で発生する「深発地震」と呼ばれるものです。

多くの地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布しますが、今回の地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となりました。

太平洋プレートが深く沈み込んでいる場所では同様の深発地震が発生することがしばしばあり、数年に一度M6以上の規模の地震も発生します。一方、一度の地震での余震がほとんどないことも特徴です。

1984年1月1日には三重県南東沖でM7.0の地震が発生し、東京都千代田区や横浜市で震度4を観測しました。こうした地震は津波の発生こそないものの、大きな揺れを伴うことがあるため、注意が必要です。

震央は日本海側だが、太平洋プレートで発生か

日本列島周辺のプレート

今回の地震は、日本海溝から西に向かって沈み込む太平洋プレートの周辺で発生した地震とみられます。防災科学技術研究所の速報解析では、北北東—南南西方向に張力軸を持つ正断層型の地震とみられます。

地震の規模からは、誘発地震などの危険性は小さいと考えられます。

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