金曜日にかけて東京や大阪で頭痛など“天気痛”に警戒

ウェザーニュース

週末までの天気痛予報は、広く注意ランク以上となっています。特に、29日(金)にかけては東京や大阪などで警戒ランクとなる予想です。

頭痛やめまいなどの天気痛による体調不良に注意が必要となるため、お薬が必要な人などは事前の対策をしておきましょう。

要因は「大気潮汐」と「低気圧通過による気圧変化」

29日(金)9時の予想天気図

週末にかけて、毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなることに加え、北日本や東日本を次々に低気圧が通過するため大きく気圧が変化します。

特に29日(金)は、北日本に暴風雪をもたらすほど、低気圧が急発達する予想です。

ウェザーニュースがこれまでに会員の方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっていることに加えて、関東沖に発生する低気圧の影響で「微気圧変動」と呼ばれる細かな気圧変化が重なっている状況です。
このため気圧変化の影響で、頭痛や関節痛を感じることが多い方は注意が必要です。

天気痛は「気圧」がポイント

晴れや雨などの天気の変化だけでなく、気温や湿度のほか気圧なども大きく関係していると言われています。

特に気温・湿度については、「暑い・寒い」、「湿っている・乾燥している」など、日々の体感で変化を感じられますが、気圧の変化についてはなかなか体感で感じることができません。

ウェザーニュースの天気痛予報は、原因となる気象要素の中でも、肌で実感しにくい気圧の変化に着目して天気痛の予測ロジックを組み立てています。