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花粉シーズンに突入した東京 2月中旬から飛散が本格化

ウェザーニュース / 2021年2月8日 12時34分

ウェザーニュース

ウェザーニュース花粉飛散傾向【2021.02.08発表】

ウェザーニュースでは、昨日7日までに東京を含む関東南部から九州の1都16県で基準(※)を超える花粉飛散が観測されたことなどを受けて、花粉シーズンに突入したことを発表しました。
2021年シーズンの第3回花粉飛散傾向を発表します。事前対策にお役立てください。

■ ポイント ■

・高温傾向で飛散開始が早まる可能性
・関東など2月中旬からスギ花粉本格化
・飛散量は広範囲で昨年よりも増加予想


※基準:花粉観測機「ポールンロボ」の3割以上が1日10個以上の花粉を2日観測

高温傾向で飛散開始・ピークが早まる可能性

2月は低気圧や高気圧が次々と通過して周期的に天気が変わる見込みです。気温は全国的に平年より高くなる予想で、西・東日本では飛散開始のエリアがさらに拡大し、既に花粉シーズンに入っているエリアでは本格的な飛散が始まる見込みです。

2月中旬以降、北陸や東北でも徐々に飛散が始まる見込みです。高温の影響で飛散開始・ピークともに平年より早くなる可能性があります。

なお、シーズン開始前から少しずつ花粉が飛び始めており、2月2日〜3日に実施した調査では、花粉症の方の半数以上が症状を感じ始めていることがわかりました(※2)。まだ花粉シーズンに入っていない地域の方も、早めの花粉対策がおすすめです。

※2 調査方法:「ウェザーニュース」アプリのユーザーに「花粉、感じてる?」と質問し、“花粉症ではない”“感じない”“ちょっと 感じる”“けっこう感じる”から選択回答いただきました(調査日:2月2日〜3日、回答数:7,944)

関東など2月中旬からスギ花粉本格化

花粉シーズンに入った後、1週間から10日くらいで花粉の飛散が本格化します。

この後、2月中旬から下旬は気温が平年より高い傾向のため、東日本、西日本の広範囲で前回発表よりもピークが早まる予想に変化しました。関東や九州など早いところでは、今週末から来週には花粉の飛散が本格化し、ピーク期に入る見込みです。

下旬には西日本、東日本の広範囲でスギ花粉の飛散ピークを迎え、北陸や東北でも3月上旬から中旬にかけてスギ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。

3月後半になるとスギ花粉の飛散は徐々にピークを越えて、西日本からヒノキ花粉の飛散が増えてきます。3月中旬から4月下旬にかけて西・東日本を中心にヒノキ花粉の飛散がピークを迎える見込みです。

3月は気温が平年並みに戻る所が多い予想ですが、気温が高めに推移すると、予想よりもヒノキ花粉のピークが早まる可能性があるため、ヒノキ花粉に敏感な方はご注意ください。

シラカバ花粉が飛散する北海道は、道南・道央ではゴールデンウィーク前後、道北・道東では5月中旬に飛散ピークを迎える予想です。

飛散量は広範囲で昨年よりも増加予想

2021年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は全国的に平年を下回る予想で、全国平均では平年の70%程度になるとみています。

飛散量が少なかった2020年と比べると花粉の飛散量は北海道と東北北部の一部を除いたほとんどの地域で多くなる予想で、2020年に比べて飛散量が2倍を大きく上回る地域もあります。
一方、2020年の飛散量が多かった北海道のシラカバ花粉の飛散は控えめになりそうです。

全国平均では2020年比で160%程度になる見込みです。

2020年より飛散量が増えて、花粉症の症状も悪化することが予想されます。一時的・局地的に大量の花粉 が飛散することもあるので、シッカリと対策を行ってください。

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