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北海道や東北は今夜も猛吹雪が継続 北陸などは積雪の急増に警戒

ウェザーニュース / 2021年2月16日 16時0分

ウェザーニュース

台風並みに発達した低気圧はオホーツク海で動きが遅くなり、北日本の広い範囲で猛吹雪となっています。今夜は日本海を進む別の低気圧が通過する影響で、北陸から山陰にかけて雷雨やアラレのおそれがあり、内陸部や山沿いでは積雪の急増に警戒が必要です。

低気圧の大きな雲の渦が北海道を覆う

気象衛星可視画像

大きく渦を巻いた低気圧の雲がオホーツク海にあり、周囲を取り巻く活発な雲が北海道の大部分を覆っています。

その南側は非常に強い西よりの風で、寒気に伴う雲が次々に流れ込んでいる状況です。北陸付近にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雲の帯も見られ、山沿いを中心に局地的に強い雪を降らせています。

北陸などは雷雨やアラレに注意 山沿いは積雪急増も

17日(水)0時の雨・雪の予想

これから今夜にかけては別の低気圧が日本海を進み、前線を伴って北陸付近を通過する見込みです。低気圧や前線の周辺は大気の状態が不安定で、北陸から山陰、九州北部にかけての広い範囲で雷雨やアラレの降ることがあります。

また、山沿いでは湿った雪が強く降り、明日17日(水)の朝にかけて急激に積雪が増加する予想です。夜間帯に車で移動をする場合は、アラレによって急に路面がスリップしやすくなったり、短時間で多くの雪が積もることでスタックし立ち往生する危険性がありますので、十分な備えが必要です。

明日は寒気が南下し西日本も雪に

17日(水)の予想天気図

北陸付近の低気圧が通過した後は、強い寒気が西日本や東日本にも流れ込んできます。上空1500m付近で-12℃以下の大雪のリスクが高まる寒気が、瀬戸内海まで南下する予想です。西日本でも広い範囲で雪になり、内陸部や山沿いを中心に大雪となります。

冬型の気圧配置が落ち着く19日(金)までに新たに予想される雪の量は、北陸や東北日本海側の山沿いで1mを超える見込みです。北海道の日本海側や関東北部、東海北部の山間部でも1m前後、近畿北部~山陰にかけては50cmを超える雪が予想されます。

九州や四国の市街地でも積雪の可能性がありますので、雪対策が必須です。

大雪や吹雪による鉄道など公共交通機関への影響が考えられますので、最新の気象情報と共に交通情報や運行情報の確認が欠かせません。山間部では雪崩、市街地では屋根からの落雪のおそれがありますので、併せて警戒が必要です。

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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