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車内での熱中症に注意 気温20℃台でも約50℃の暑さ

ウェザーニュース / 2021年4月20日 10時45分

ウェザーニュース

晩春、初夏、梅雨・・・本格的な夏の到来前から、日差し次第では真夏日になることもあります。

「少しなら」と油断に繋がりやすい車内での熱中症について見ていきましょう。

見落としがちな車内での熱中症

痛ましい事故も発生していますが、この時期の熱中症として特に気をつけたいのが、車内での熱中症。強くなってきた日差しに照らされた車の窓ガラスはグングン温度が上がります。

上のグラフは、JAFのユーザーテスト(※長時間放置した場合)の結果をもとに作成したものです。
これを見ると、外気温が23℃と比較的過ごしやすい日でも、フロントガラス付近は57.7℃になっています。さらに驚くことに、ダッシュボード付近は70.8℃に達しています。

車という狭い空間に、これだけ高い熱を帯びた場所があれば、当然車内の温度も上がってきます。

閉め切った車内の温度は約50℃にもなり、とても車の中にはいられません。
ハンドルやシートベルトの金具の温度は、車内温度よりもさらに高温になるので、火傷等にも注意が必要です。

熱中症のサイン

あくまで目安ではありますが、以下のようなサインが現れたら、熱中症を発症している可能性がありますのでご注意ください。

・脈拍が早くなる
・呼吸が増加する
・顔色が悪くなる
・めまいがする
・皮膚が乾き、赤くなる
・異常に体温が上がる

症状が現れたら?

熱中症は命に関わることもありますので、症状が現れたら以下の応急処置を行ってください。

・涼しい場所へ避難
風通しの良い日陰や冷房の効いている室内に速やかに移動してください。足を頭より高くして休むと、脳に血液が回りやすくなります。

・衣服を緩める
シャツのボタンやネクタイ、ベルトを外し、出来るだけ風通しの良い状態にします。

・水分補給
生理食塩水やスポーツドリンクを補給してください。

・体を冷却
ぬれたタオルを体にあてたり、うちわで扇いだりして、体を冷却してください。
氷のうなどを使って首やわきの下、足の付け根など太い血管のある部分を冷やすのも効果的です。

普段から意識を

暑さに体が慣れていないにも関わらず、気温が急上昇すると、熱中症の危険は高まります。

水分をこまめに補給することはもちろん、睡眠をよくとるなど普段からの体調を整えて、熱中症になるリスクを低くすることを意識してください。

参考資料など

【引用元】
JAF「車内温度/春」https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/spring

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