今年の夏は"ダブル高気圧"で猛暑予想 7月下旬と8月下旬に暑さのピーク
ウェザーニュース / 2021年6月1日 12時54分
今日6月1日(火)、ウェザーニュースは2021年の夏の暑さの見通しを発表しました。
今年の夏(7月~9月)の気温は、広範囲で平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になりそうです。特に関東など東日本と近畿は平年よりやや高くなる傾向です。
今年は早めに梅雨が明ける地域が多く、昨年や平年よりも暑い期間が長くなる予想です。暑さのピークは7月下旬と8月下旬の2回あり、猛暑日が続くおそれがあります。
気温は広範囲で平年並かやや高めに
7月はじめから太平洋高気圧が北に勢力を拡大するため、梅雨前線が日本海から東北付近まで北上する見込みです。これにより、今年は7月上旬から梅雨明けするところが多く、梅雨明けが遅かった昨年や平年と比べて暑い期間が長くなりそうです。
今年の夏(7月~9月)の平均気温は、東日本と近畿地方では平年よりやや高く、北日本や西日本、沖縄の広範囲で平年並〜やや高い傾向で、全国的に暑い夏になる見込みです。
こまめな水分補給や適切なマスクの付け外し、充分な休憩やエアコンなどの空調を適切に使用して、体調管理に十分注意してください。
暑さピークは7月下旬と8月下旬 猛暑予想も
今夏の気圧配置の特徴
7月下旬と8月下旬は日本の上空で高気圧の勢力が強まり、広範囲で暑さのピークとなる予想です。
太平洋高気圧は7月はじめから勢力を強め、より上空高いところにあるチベット高気圧も本州付近に張り出すタイミングがあります。
太平洋高気圧とチベット高気圧は広がる高度が違うため、チベット高気圧と太平洋高気圧が同時に張り出すと、上空で重なり合って“ダブル高気圧”となります。二つの高気圧が非常に背の高い一つの高気圧のように働き、厳しい暑さをもたらす見込みです。このため、最高気温が35℃以上の猛暑日が続いたり、フェーン現象が起こりやすい場所では40℃前後の酷暑になる日も出てきます。
その後、9月にかけても暖かな空気が流れ込みやすく、秋のお彼岸の頃までは残暑が厳しくなる見込みです。
この記事に関連するニュース
-
厳しい残暑続くも・・・やっと見えた!暑さの出口! 「暑さ寒さも彼岸まで」今月下旬には平年並みに?
RKB毎日放送 / 2024年9月13日 18時14分
-
1946年以降、最も暑かった沖縄の夏 9月上旬は“台風の卵”があちこちに
沖縄タイムス+プラス / 2024年9月6日 16時0分
-
今夏は関東でゲリラ雷雨が多発 落雷回数は昨年の約1.7倍に
ウェザーニュース / 2024年9月6日 12時45分
-
【速報】2024年は過去最も暑い夏 背の高い高気圧や高い海面水温が影響
ウェザーニュース / 2024年9月1日 14時36分
-
週末以降は猛暑日が少なくなる予想 高温ピークを越えても蒸し暑さに注意
ウェザーニュース / 2024年8月23日 18時0分
ランキング
-
1不信任案可決で斎藤知事「状況招いたのは私に責任」 今後の判断「しっかり考える」
産経ニュース / 2024年9月19日 18時6分
-
2東北新幹線の分離トラブル、JR東日本が陳謝 4.5万人に影響
毎日新聞 / 2024年9月19日 17時24分
-
3「ジェネリック医薬品を選ばないと自己負担額がアップ」知らないと損 10月から変わる医薬品制度
BSN新潟放送 / 2024年9月19日 21時56分
-
4調剤薬局の「I&H」、消費税16億円を不正還付か 国税指摘
毎日新聞 / 2024年9月19日 17時52分
-
5袴田さん再審判決前に集会=姉「巌は無罪」、法改正訴え―東京
時事通信 / 2024年9月19日 19時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください