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梅雨から夏にかけてやっておきたい お風呂のフタのカビ対策と洗い方

ウェザーニュース / 2021年7月4日 11時0分

ウェザーニュース

いつの間にか汚れていたり、カビの生えていることが多い浴槽のフタ。サイズが大きく掃除も面倒です。全国で家事代行サービスなどを展開するカジタク・サプライヤチームの鈴木健吾さんに、簡単にきれいになる洗い方・カビ対策を教えていただきます。

フタにカビが生えやすい理由

バスルームで、意外にカビやすいのが浴槽のフタです。気づくとヌルヌルしていたり、黒い点々が発生していたりします。

「フタの溝などに発生することの多いピンク色のヌルヌルは、赤色酵母(ロドトルラ)という酵母の1種で、繁殖スピードが早いのが特徴です。黒い点は、クロカビ(クロドスポリウム)やススカビ、コウジカビなどです。こちらは、増えるとなかなか落ちないのがやっかいです。

繁殖する条件は、高温、多湿、エサとなる栄養分の3つです。フタは湯を張った浴槽の上で使ううえ、ホコリや石鹸カス、皮脂などが栄養分となって発生してしまうのです」(鈴木さん)

そういえば浴槽は使うたびにしっかり洗っていても、フタの掃除はおろそかになりがちです。

「フタはサイズも大きく掃除が少し面倒ですが、残り湯や重曹を使って簡単にスッキリ洗えます」(鈴木さん)

フタをスッキリ洗う方法(1)つけ洗い

▼用意するもの
重曹、メラミンスポンジ、クエン酸

▼洗い方
(1)残り湯に、重曹1カップを入れて溶かす
(2)浴槽の中にフタを入れ、そのまま1晩置く
(3)フタを取り出し、シャワー(水)で流す
(4)石鹸かすが気になるところに重曹を直接かけ、こすり洗いする
(5)メラミンスポンジにクエン酸をかけ、こすり洗いする
(6)シャワー(水)でよく流す
(7)水気を拭き取って乾燥させる

「全体をしっかりきれいにすることができます。残り湯を使うので、節水にもなります。湯量が足りないときは、50℃程度の湯を足しましょう。晴れた日なら、(7)は天日干しがオススメです」(鈴木さん)

フタをスッキリ洗う方法(2)こすり洗い

▼用意するもの
メラミンスポンジ、石けん、重曹

▼洗い方
(1)メラミンスポンジで石けんを泡立てる
(2)さらに重曹をふりかけ、フタの汚れをこすり落とす
(3)シャワー(水)でよく流す。
(4)水気を拭き取って乾燥させる

「気になる汚れを重点的に落とすことができます。汚れがキレイになると、入浴時も気持ちよく、カビも生えにくくなります」(鈴木さん)

カビが生えやすいのは蛇腹タイプ?

カビが落ちたら、なるべくその状態をキープしたいものです。

「前述のように高温、多湿、エサの3つが揃わないようにすることです。入浴後は、できるだけ水分や湿気が残らないよう換気します。他の小物についたカビがフタに移る可能性もあるので、バスルームには余計な物を置かないようにしましょう。

定期的に天日干しして乾燥させたり、消毒用エタノールをスプレーするのも効果的です。また、蛇腹式のフタは便利ですが、溝が汚れやすくカビも生えやすいのです。組み合わせ式か折りたたみ式にするといいでしょう」(鈴木さん)

湿度が高くなるこれからの時季、バスルームをカビのない心地よい空間にしておきませんか。

参考資料など

取材協力:アクティア株式会社(https://www.kajitaku.com/)

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