西日本でハロやアーク 午後も観測チャンスあり

ウェザーニュース

今日25日(日)も、西日本の空には「ハロ」や「アーク」などの虹色現象が出現しています。午後は気温の上昇に伴って山沿いでゲリラ豪雨の可能性がありますが、広範囲での天気の崩れはない見込みです。

台風6号の外側の薄雲が要因

ハロとアーク

西日本には、東シナ海を進む台風6号に伴う薄雲がかかっています。各地で「ハロ(日量)」や「環水平アーク」が見られました。

「ハロ」は暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれ、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。

「環水平アーク」は、太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。水平に長く伸びる虹の帯となることから「環水平アーク」と呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。

午後も広範囲での天気の崩れはなし

台風の動きは依然としてゆっくりで、午後も薄雲がかかりやすい状態が続きます。「ハロ」や「アーク」を見られるチャンスがありそうです。

山では気温の上昇によって雨雲が急に発生し、ゲリラ豪雨の可能性があります。天気の急変にご注意ください。平野部での大きな天気の崩れはない見込みです。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）