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今夜、みずがめ座δ(デルタ)南流星群の活動がピークに

ウェザーニュース / 2021年7月30日 10時50分

ウェザーニュース

今夜、みずがめ座δ(デルタ)南流星群の活動がピークを迎えます。
週末前に少し夜更かしをして、夜空を眺めてみるのもいいですね。

<バッチリ見える>
北日本の日本海沿岸と、関東から東海の沿岸の一部では、雲が少なくバッチリ見えそうです。

<チャンスあり>
北日本から西日本の大部分は雲が多めの予想ながらも流星を見るチャンスはありそうです。東北から近畿は、広い範囲でゲリラ豪雨が予想されていますが、夜には雨雲は少なくなり、雲の切れ間から見られるかもしれません。
西日本では上空の高いところに雲が出る可能性がありますが、雲には隙間もありそうなので、見られるチャンスは十分にある見込みです。

<難しそう>
東日本の内陸や山沿い、静岡県付近は雲が多く、雨が降る予想のため、流星群を見るのは難しい空模様です。また、北海道の太平洋側も低い雲が広がりそうです。

期待できる流星数は?

・出現期間:7月12日(月)〜8月23日(月)
・ピーク :7月30日(金)〜31日(土)

みずがめ座δ南流星群の観測は、放射点(※)が高くなる23時以降がオススメです。

街明かりの影響が少なく、視界が開けた条件のいい場所で観測すると、1時間に3個程度の流れ星を見ることが出来そうです。

みずがめ座δ南流星群に属する流れ星は、放射点があるみずがめ座の周辺のみに出現するわけではなく、放射点を中心に四方八方に流れるため、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。

今年は明日31日(土)に下弦となる月が夜空を照らすため条件はやや悪くなりますが、出来るだけ空全体を広くみるようにしましょう。


※流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点で、流星群に属する流れ星はこの点を中心に放射状に流れます。

みずがめ座δ南流星群の特徴は?

30日の22時頃 南東の空(東京)

(1)他の流星群との共演
今の時期は、みずがめ座δ南流星群の他に、やぎ座α(アルファ)流星群も活動のピークを迎えています。さらに3大流星群の1つであるペルセウス座流星群も活動をはじめているため、しばらく夜空を眺めていると、流星群に属さない散在流星もあわせて、いくつかの流れ星を見ることができるかもしれません。

(2)前後数日間は観測可能
みずがめ座δ南流星群は、毎年7月中旬から8月中旬頃に活動する流星群で、活動のピークがなだらかなため、観測には極大の30日(金)前後の晴れている日がおすすめです。ほぼ一晩中観察できますが、放射点が少し高くなる23時頃からが好条件となります。天気の関係等で今夜観測出来ない方は、明夜に観測するようにしましょう。


参考資料など

『天文年鑑(2021)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/

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