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紅葉見頃予想2021:日光は10月下旬、京都は11月中旬に見頃迎える

ウェザーニュース / 2021年9月16日 13時55分

ウェザーニュース

ウェザーニュース 第1回紅葉見頃予想

今年もすでに北海道の大雪山系や富山県立山の室堂平では紅葉が見頃になっているところがあります。ウェザーニュースでは、この夏の天候などをもとに2021年の紅葉見頃予想を発表しました。

全国の紅葉名所の見頃日を確認して、紅葉狩り計画にお役立てください。

■ポイント ■

・関東平野部などは平年より見頃が遅い、広い範囲で平年並
・猛暑・台風の影響はなく葉の状態は昨年より良好
・西日本や東日本では色鮮やかな紅葉に期待

関東平野部などは平年より見頃が遅い、広い範囲で平年並

2021年 全国見頃予想マップ

葉が色付く時期は秋の気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなります。

今秋は、北日本や東日本で9月前半の気温が平年に比べて低かった影響で、標高が高い山では紅葉の色付きが進んでおり、平年より早く見頃を迎える見込みです。ただし、北日本や東日本は10月から11月にかけて気温が高い傾向となるため、平野部では平年より遅い見頃を迎える予想です。

西日本は10月の気温が平年より高い傾向となるため、山沿いでは平年よりも見頃が遅くなりそうです。一方、11月になると気温が平年並で推移し、平野部では平年並の見頃を迎えるところが多い予想となっています。

豪雨・猛暑・台風の影響はなく、葉の状態は昨年より良好

夏の天候は葉の育ち具合や痛み具合を左右し、紅葉の色付きの良さに影響を与えます。
今夏は北日本の記録的な暑さや日差しの多さ、西日本や東日本では太平洋側を中心とした前線による大雨の影響が懸念されました。

そこで、スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」を通じて2021年8月30日から31日に葉の状態を調査し、全国 1,135人に回答をいただきました。
全国的に「葉っぱの大きさ」は概ねそろっており、「葉っぱの形」は昨年より良い傾向にあります。懸念していた暑さや大雨による影響は見られず、今年は鮮やかな紅葉が期待できそうです。

8月上旬には台風9号が西日本に上陸・通過し、九州や中国地方からは雨風の強まりによる倒木などの被害報告がありました。紅葉の全体の鮮やかさを大きく損なうほどではありませんが、一部の色付きに影響する可能性があります。

西日本や東日本では色鮮やかな紅葉に期待

葉が鮮やかに色付くためには、夏の天候だけでなく秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要になります。

今秋の東日本と西日本は、10月下旬以降は天気が周期変化する予想です。
葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の冷え込みが十分に見込めるため、11月頃に見頃を迎える平野部を中心に鮮やかな紅葉が期待できそうです。

ただし、9月下旬から10月中旬にかけては台風や低気圧、前線の影響で、10月頃に紅葉の見頃を迎える標高が高い山では、鮮やかさが控えめになる可能性があります。

北日本は台風14号の影響が懸念されており、荒天の程度によっては、10月前半に紅葉の見頃を迎える北海道や東北の山々でも葉の色付きに影響する可能性があります。

※紅葉の見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※見頃の平年:2004年から2020年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日から落葉が始まった日の平均
※天候の平年:1991年〜2020年の過去30年平均

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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