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台風から離れた四国で6時間に300mm以上の記録的な大雨 土砂災害や河川氾濫に警戒

ウェザーニュース / 2021年9月17日 10時5分

ウェザーニュース

台風14号が九州の西から接近しています。今日17日(金)夕方には、九州北部や山口県に上陸するおそれが高まっており、警戒が必要です。

台風から少し離れた高知県では、湿った空気が継続的に流れ込み、非常に激しい雨が降り続いています。土砂災害や河川氾濫などに厳重に警戒をしてください。

6時間で300mm以上の記録的な大雨 河川氾濫も

高知県四万十町窪川より 17日(金)8時頃 撮影

台風14号に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み続けている影響で、高知県では深夜から雨が強まっています。発達した雨雲がかかり続け、土砂災害の危険が非常に高まっています。高知県には大雨警報や洪水警報、土砂災害警戒情報が発表されている状況です。

四万十市の中村では6時02分までの1時間に69.5mm、四万十町の窪川では8時20分までの1時間に66.5mmの非常に激しい雨を観測しました。また、8時30分までのたった6時間で、窪川では302.0mmと300mmを超える雨が降っており、観測史上1位の値を更新する記録的な大雨となっています。

このため、四万十川の支流ではすでに河川氾濫が発生しているところがあり、周辺地域では浸水や道路冠水、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

台風通過後まで激しい雨が続くおそれ

このあとも高知県内は非常に激しい雨が続くとみられます。風向きが変わっていったん雨が弱まっても、台風14号が通過する明日の早朝にかけて、断続的に雨が強まるおそれがあるので、警戒が必要です。

この大雨によって、河川氾濫や土砂崩れが発生しやすい状況になっています。増水した河川や急な崖からは離れて近づかないようにしてください。周囲の状況を確認して、避難所へ移動したり、外出するのが危険な状況になっている場合は、自宅のできるだけ高いところに移動するなど、身の安全の確保を第一に考えて行動をしてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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