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台風19号(ナムセーウン)発生 小笠原は高波などの影響に注意

ウェザーニュース / 2021年10月10日 10時30分

ウェザーニュース

10月10日(日)9時、ウェーク島近海で発達中の熱帯低気圧が、台風19号(ナムセーウン)になりました。

強い勢力に発達予想で、小笠原諸島に高波などの影響を及ぼす可能性があるため、今後の情報に注意してください。

▼台風19号 10月10日(日)9時
 中心位置   ウェーク島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西 15 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

小笠原諸島は高波などの影響に注意を

世界の気象機関の予測

気象庁の予報では、この熱帯低気圧は3日先の13日(水)9時には南鳥島近海にあって、中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は35m/sで、暴風域を伴った強い勢力に発達していると予想されています。

世界各国の気象シミュレーションモデルを比較すると、小笠原近海の手前から北東に向きを変えるものが多くなっています。

小笠原諸島では高波の影響に注意してください。また、進路次第では風雨の影響が及ぶことも考えられるため、今後の情報に注意してください。

台風18号は超大型 沖縄は影響に注意

台風19号とは別に、台風17号がトンキン湾に、台風18号がフィリピンの東に存在します。

台風18号は強風域の半径が950kmの「超大型」の台風になっています。今日10日(日)以降、台風の北側に広がる雨雲の一部が沖縄県の先島諸島を中心に雨を降らせる予想です。

また、日本の東海上に中心をもつ高気圧が大きく西に勢力を広げ、台風との間で気圧差が大きくなるため、風が強まる見込みです。沖縄本島を含む広い範囲で瞬間的に20m/s近い風が吹き、雨が加わると横殴りになります。

波も次第に高まりますので、短時間の強い雨や強風、高波に対して注意が必要です。

10月の平年の発生数は3.4個

平年の台風発生数

台風の発生は、8日(金)に発生した17号、18号に続き、今年10月に入り3つめです。

先月の台風発生数は4個で、平年よりもやや少なくなりましたが、10月に入ってからは比較的早いペースで台風が発生しています。

10月の台風発生数の平年値は3.4個で、8月や9月に比べると少なくなります。その一方で、強い勢力のまま上陸するケースが多く、油断の出来ない時期といえます。引き続きしっかり台風への備えを行うようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風19号の名前「ナムセーウン(Namtheun)」はラオスが提案した名称で、川の名前が由来です。

台風17号の名前「ライオンロック(Lionrock)」は香港が提案した名称で、香港にある山の名前からとられています。

台風18号の名前「コンパス(Kompasu)」は日本が提案した名称で、円を描く文房具が由来のコンパス座という星座から付けられたものです。

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