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加熱温度が甘くなるコツ! おいしい焼き芋の作り方

ウェザーニュース / 2021年10月16日 10時0分

ウェザーニュース

立派なサツマイモが店頭に並ぶ時季になりました。最近、サツマイモを使ったスイーツ、焼き芋や大学芋、スイートポテトなどがブームになっていますが、特に焼き芋は、自然の甘みと健康効果も高いとされて人気です。

焼き芋は家庭でも作ることができますが、作り方次第でよりおいしく、お店の味に近づけることができるそうです。そのコツを、茨城県水戸市のサツマイモ農家、星政和さんに伺いました。

焼き芋が甘くなる加熱温度がある

焼き芋を作ったけれど、あまり甘くなくておいしくないというのは、芋の調理の際の加熱温度が原因になっている可能性があります。

「お店で求める焼き芋が甘いのは、芋の内部を長時間65~75℃程度に保つことができる専用の焼き芋機を使っているからです。この温度帯は芋の酵素が活発化するとされ、芋のデンプンが麦芽糖という甘味成分に分解しやすくなります。

家庭ではこの加熱温度を保つことが難しく、芋の内部温度を一気に上げてしまうことが多いのです」(星さん)

ではどのように加熱温度を保ちながら調理すればよいのでしょうか。

家庭でできる、甘い焼き芋の作り方

【電子レンジとオーブントースター】
(1)中くらいのサツマイモを洗ってしっかりぬらしたキッチンペーパー2枚で包み、その上からラップで包む。
(2)600wのレンジで1分半加熱。小さめの芋なら1分。
(3)さらに200w(解凍モードでも可)のレンジで8~10分加熱。これで芋の内部温度を70℃前後に保つことができる。
(4)最後にオーブントースターで10分程度焼いてできあがり。

【炊飯器とオーブントースター】
(1)釜に入る大きさに芋を切って重ならないように並べ、芋の重さの1/4の水を入れる。
(2)“炊飯モード”で8分程度、その後フタを開けずに“保温”に切り替えて8時間程度放置する(炊飯器での調理に時間がかかるので前日の夜に仕込んでおくとよい)。
(3)オーブントースターで10分程度焼いてできあがり。

【オーブン】
(1)新聞紙をぬらして芋を包み、その上からアルミホイルで包む。
(2)オーブンの温度を160℃に設定し、中くらいの芋なら90~100分、大きめの芋なら150~170分じっくり焼く。
(3)オーブンから取り出して、押してみてやわらかくへこめば火が通っている。
(4)アルミホイル、新聞紙を取って10分程度焼いてできあがり。

【フライパンとグリル皿用の敷石】
(1)グリル皿用の敷石(100円ショップで購入可)をフライパンに敷き、その上に芋を置く。
(2)フタをして、中火で30分焼き、上下を返してさらに30分焼いてできあがり。

「このように工夫をすれば、家庭にある身近なアイテムでも、65~75℃程度の温度域でじっくり加熱しやすくなります」(星野さん)

サツマイモにはビタミンA、B群、ビタミンCなどのビタミン類がバランスよく含まれています。特にビタミンCは普通加熱すると失われることが多いですが、サツマイモはビタミンCの残存率が50%といわれています。

その他食物繊維も豊富で腸活にもおすすめ。今が旬のサツマイモを時間をかけて調理して、専門店並みのおいしさを味わいましょう。

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