北陸など日本海側は暴風のおそれ 明日は荒天に警戒を
ウェザーニュース / 2021年10月19日 16時0分
明日20日(水)は一時的に冬型の気圧配置が強まります。この時期としては強い寒気が上空に流れ込み、日本海側を中心に荒天に警戒が必要です。
沿岸部を中心に30m/s超の暴風も
明日朝には低気圧が三陸沖に進み、大陸からは高気圧が張り出します。日本付近では東西の気圧差が大きく、等圧線の間隔が狭くなる見込みです。特に低気圧の北側から西側にかけては風が強まり、暴風が予想されます。
北海道から東北、北陸にかけての日本海沿岸では平均で15~20m/s、瞬間的には30m/s前後の風が吹き荒れる予想です。風による飛来物に備え、雨戸やシャッターをしっかりと閉めたり、屋外にある飛びやすいものを室内に取り込むなどの対策を予め行ってください。
鉄道に遅れが出るなどの交通機関への影響も考えられます。移動の必要がある場合は時間に余裕をもち、最新の気象情報や運行情報をこまめに確認することが必要です。
日本海側の広い範囲で雷雨や雹に注意
20日(水)昼の雨・雪の予想
上空の寒気が強いため大気の状態は非常に不安定で、雨雲が発達しやすくなります。山陰や近畿北部では今夜遅くから明日20日(水)の未明にかけて、北陸から東北、北海道は明日一日を通して断続的に雨が強まる見込みです。
活発な雨雲が通過するタイミングでは強雨に加え、落雷や雹、突風などを伴うおそれがあります。特に雹やあられが強まると、気温が高くても道路に積もって滑りやすくなります。車を運転中に強い雹やあられになったら速度を落とし、一旦停止するなど安全を確保してください。
また、北海道の山沿いは雪に変わり、標高の高い峠道は積雪の可能性があります。冬用タイヤや滑り止めなどの装備が必要になる所がありますので、事前の準備が必要です。
東京地方は木枯らし1号の可能性
20日(水)午後の風の予想
関東でも明日の午後は風が強まる予想です。東京都心では西北西の風6m/s前後が予想されており、少し強まって8m/sに達すると木枯らし1号となります。10月中旬に木枯らし1号が発表されれば、2000年の10月18日以来21年ぶりの早さです。
なお、東京地方における「木枯らし1号」は、以下の4点を目安に気象庁が総合的に判断をして発表を行います。
1:期間は10月半ば~11月末までの間
2:気圧配置が西高東低の冬型となって季節風が吹くこと
3:東京における風向が西北西から北
4:東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上
明日20日(水)は1~3の条件を満たしているため、風速の条件をクリアすれば発表されるとみられます。木枯らし1号の発表がなかったとしても、冷たい風で体感温度はぐっと下がる見込みです。
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