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記録的大雪となった地域では融雪災害に警戒 雨で雪の重量増す

ウェザーニュース / 2021年12月29日 9時40分

ウェザーニュース

日本海を進む低気圧や湿った空気の影響で、今日29日(水)から明日30日(木)にかけては東北や北陸の沿岸部、西日本の日本海側も雪ではなく雨が降る見込みです。

今回の寒波の影響によって記録的な大雪となった地域も多く、各地で融雪災害の危険が高まります。考えられるリスクをまとめました。

道路冠水に注意

気温上昇や雨によって雪どけが進み、道路冠水やぬかるむ路面に注意が必要です。

また、一度とけた雪が冷え込みで再び凍結し、アイスバーンになるおそれもあります。スリップ事故や転倒等に十分注意してください。

屋根からの落雪やツララの落下に注意

雨が降ったり気温が上がると、氷柱(ツララ)の落下や、屋根からの落雪などにも注意が必要です。

落雪に埋まってしまう事故は毎年発生しています。屋根の下など危険な場所を歩かないようにしてください。

雪かき・雪おろしの転落事故に注意

雪かきや雪下ろしをする必要はありますが、除雪作業中に落雪に巻き込まれたり、屋根から転落したりする事故も毎年発生しています。

一人で作業しない、建物の周りは落雪に注意する、屋根に登る際は命綱やヘルメットをつける、除雪機は正しく取り扱う、休憩をとりながら作業する等、事故防止を第一にお願いします。

見た目以上の重さに カーポート倒壊に注意

雪は時間がたつと自重で締雪(しまりゆき)になっていたり、気温が上がると溶けはじめてざらめ雪となっていきます。重さがほとんど変わらないまま嵩が減っているため、見た目以上の重さになるといえます。

また、雪の上に雨が降ると、屋根の上に乾いたスポンジを置いているようなもので、降った雨がそのまま重さに加わるようなものです。雪の厚みが減っていても、カーポートやビニールハウス等の倒壊危険性が高まるため、注意が必要です。

雪崩の発生に注意

大雪のあとには表層雪崩(新雪雪崩)が、その後雪がとけると、ザラメ状のもろい雪の層が出来たり、雪解け水が流れることなどによって、全層雪崩(なだれ)が発生する危険性が高まります。

スキー場ではコース外を滑走するバックカントリーは避け、立ち入り禁止区域には決して進入しないようにしてください。


参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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