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みかんを揉むとおいしくなるって本当?

ウェザーニュース / 2022年1月18日 5時0分

ウェザーニュース

いま、温州(うんしゅう)みかんが店頭をにぎわせています。産地もいろいろですが、やはり甘いみかんを選びたいものです。しかし、酸っぱいみかんにあたってしまうこともあります。

そんなとき、“みかんを揉(も)むと甘くなっておいしくなる”という説があります。

ウェザーニュースで「みかん食べる前に、揉んだりしますか?」というアンケート調査を実施したところ、「する」が29%なのに対し、「しない」が71%と多数派でした(2022年1月12〜13日実施、9193人回答)。

この説は本当なのか、愛媛県のみかんの産地、JAにしうわに詳しい話を伺いました。

みかんのおいしさは糖度と酸度のバランス

みかんは糖度が高いだけではおいしく感じられません。みかんを甘いと感じるためには酸っぱい、酸味も必要だといいます。

「実際、糖度だけ高くて酸味が少ないと、なんとなく味がぼやけた感じで風味が薄いなと感じられることもありますし、糖度と酸味のバランスが良ければ、糖度がそれほど高くなくても甘く感じたりすることがあるのです」(JAにしうわ)

とはいえ、酸っぱいみかんはできるだけ避けたいところです。もし酸っぱいみかんにあたってしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

みかんは刺激を受けると甘くなる ?!

「みかんの酸味の元はクエン酸です。このクエン酸にはみかんを修復する機能があります。

そのため、みかんが揉まれたり、自転車のカゴなどで揺られていると、刺激を受けて傷ついたみかんを修復しようとクエン酸が消費され、より甘みが引き立つようになると言われています。

また、このような刺激がなくても、みかん自身が呼吸する際にクエン酸を消費します。つまり、個体差はありますが、みかんは買ってすぐ食べるよりも少し時間を置いた方が、クエン酸が消費されてまろやかで甘く感じることが多いのです。

このようにクエン酸はみかんの味に影響を与えたり、みかんを守ったりするなどの重要な機能を担っているのです」(JAにしうわ)

温州みかんから中晩柑へ

西宇和の温州みかんはそろそろフィナーレの時期に差し掛かっているそうです。

「これからは甘平・せとか・デコポン・清見など、おすすめの柑橘が次々と旬を迎えますので、ぜひお楽しみください」(JAにしうわ)

食べやすく手頃な値段の温州みかんは、ビタミンCがたっぷりで風邪予防にもなります。酸っぱいものにあたったら揉んで甘くしながら、旬の味を最後までたっぷり堪能しましょう。

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