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ラニーニャ現象が長引く可能性高まる 夏の暑さに影響か(エルニーニョ監視速報)

ウェザーニュース / 2022年5月13日 10時30分

ウェザーニュース

気象庁は12日(木)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。春に終息するとみられていたラニーニャ現象は長引く可能性が高まり、夏まで続く見通しです。

4月の南米沖・エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に比べて1.0℃低くなりました。海洋表層の水温は西部で平年より高く、東部で平年より低くなっています。

また、日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、太平洋赤道域中部の貿易風(東風)は平年よりも強く、このような大気と海洋の状態はラニーニャ現象が継続していることを示しています。

夏もラニーニャ現象が継続する予測に

太平洋赤道域の西部に見られる海洋表層の暖水は今後東に進み、太平洋赤道域東部の海面水温が一時的にやや上昇する見通しです。

ただ、エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、これまでの予測に比べてこの海面水温の上昇が起こりにくい傾向に変化してきており、ラニーニャ現象が継続する可能性が高まりました。

6月はラニーニャ現象が続く可能性が70%、7月から9月にかけても50%となっています。

夏は高気圧の張り出しが強まり暑い予想

夏の天候の見通し

夏にかけてもラニーニャ現象が続き、日本付近では暑さをもたらす太平洋高気圧の張り出しが北へ強まると予想されています。また、空の高い所を覆うチベット高気圧も平年より北側で強いと予想され、厳しい暑さになる可能性があります。

気象庁の暖候期予報では6~8月の夏の気温が、全国的に平年より高く、暑い夏となる予想です。今のうちから体を少しずつ暑さに慣らして、夏を乗り切るようにしましょう。

参考資料など

気象庁より

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