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来週は冷房需要で電力需給ひっ迫か 適切なエアコン使用で熱中症予防を

ウェザーニュース / 2022年6月24日 17時50分

ウェザーニュース

【ウェザーニュース エナジーフォーキャストセンター】

来週にかけて本州付近はこの時期としてはかなり蒸し暑くなり、熱中症の危険性が高い日が続きます。

この影響で冷房による電力需要が増大し、電力需給がひっ迫する可能性がありますが、エアコンの使用は必要不可欠ですので無理なく適切に使用し、照明等その他の節電にご協力をお願いします。

梅雨明け頃のような気温傾向に 熱中症警戒

来週にかけては梅雨前線が北上して本州から離れ、日本列島は真夏と同じような暖かく湿った空気に覆われます。梅雨明け後のような暑さになるため、まだ身体が暑さに慣れていないこともあって、熱中症の危険性が高くなります。

予想最高気温は東京で32〜34℃、埼玉県や群馬県などでは37℃程度まで上がるおそれがあり、体温を超えるような危険な暑さとなる見通しです。この状況は今後少なくとも1週間程度は続く可能性があります。

東京電力エリア以外でも、熱中症に警戒が必要な暑さが続くおそれがあります。

クーラーの使用はためらわないで

気温上昇に伴う家庭や企業での電力需要が大幅に高まることや、国内では今年から2024年にかけて発電設備容量(供給力)が例年よりも低い状況が続くことによって、電力需給がひっ迫する予想です。特に平日は企業での電力使用量が多いためひっ迫度合いが高まります。

ウェザーニュースのエナジーフォーキャストセンターの予測では、来週の平日の期間に東京電力エリア内のピーク時電力使用率が95%を超える可能性*もあると予測されています。
*24日(金)に東京電力パワーグリッドから公表された供給力に対しての割合

電力需給のバランスが崩れると電力の安定供給ができなくなり、最悪の場合は大規模停電に繋がります。電力会社はそれを防ぐために計画停電などを行うこともあります。

需要のピークは昼前後と予想されるため、幸いにも太陽光発電の発電量がピークとなる時間帯に近く、全体の20%前後をカバーできる見通しです。

節電のためにエアコンを切ってしまうと熱中症の危険性が高まるため、決して無理をしないで冷房は適切に使用してください。使っていない照明器具やテレビは消すなど、その他の方法での節電にご協力をお願いします。


※ウェザーニュースの需要予測は、電力会社が保有する電力消費実績データやウェザーニュースの気象データを、独自開発のAIモデルが30分毎に学習し続けることで算出しています

※ピーク時供給力は、東京電力パワーグリッド株式会社 6月24日(金)発表「週間の見通し」より

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