関東を活発な雲の帯が南下 東京23区も激しい雨に警戒

ウェザーニュース

関東では強い南寄りの風と、北寄りの風の境界線で雨雲が発達しています。1時間に30mm超の激しい雨が降っており、道路冠水や河川の急な増水などに警戒が必要です。

道路冠水のおそれがありアンダーパスなどの走行は控えて

関東平野を北東から南西に活発な雨雲の帯が伸びています。強い南寄りの風と、北寄りの風がぶつかり合うシアーライン付近で雨雲が発達している状況です。

最も強い雨雲の下では10分間に15mm前後の雨を降らせていて、数十分で道路が冠水するほどの強さになっています。16時30分までの1時間には東京都八王子市で34.0mm、埼玉県さいたま市で32.5mmの激しい雨を観測しました。

雨雲の帯はゆっくりと南下しつつ東進しているため、この後は東京23区でも激しい雨の降る所がある見込みです。帰宅時間帯に雨のピークと重なる可能性があります。車の運転時に雨が強まってきた場合は、冠水のおそれがあるため、アンダーパスなど水が溜まりやすい所の走行は避けるようにしてください。

また、東京湾周辺では瞬間的に20m/sを超えるような強風が吹き荒れています。激しい雨だけではなく、横殴りの雨にも十分な注意が必要です。