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週刊地震情報 2023.6.4 震度3以上は5回と多め トカラ列島や能登の地震活動続く

ウェザーニュース / 2023年6月4日 10時20分

ウェザーニュース

この1週間で国内で観測された有感地震の回数は、先週に比べて大幅に減少したものの、引き続き多い水準です。

トカラ列島近海と、石川県能登の地震が続いており、伊豆諸島周辺の地震活動は小康状態になりました。震度3以上の地震は5回発生しています。(5月29日~6月4日10時の集計)

国内:九州・トカラ列島で震度4 一時的に有感地震が増加

トカラ列島近海の地震

6月1日(木)11時28分頃、トカラ列島近海を震源とするマグニチュード4.3、深さ11kmと推定される地震が発生しました。この地震で十島村中之島で最大震度4、口之島で震度3の揺れを観測しています。

トカラ列島近海では5月13日に最大震度5弱の地震が発生し、その後は地震活動が活発な状況が続いていました。1日は有感地震がやや増加し、震度3の地震を含む12回を観測。2日は1回と活動は小康状態です。

まだしばらくは強い揺れを伴う地震の可能性がありますので、引き続き注意をしてください。

国内:北海道・浦河沖の地震で震度3

浦河沖の地震

6月3日(土)19時35分頃、浦河沖を震源とするマグニチュード5.1、深さ約60kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道函館市、新ひだか町、浦河町、浦幌町で震度3の揺れを観測しています。

地震のメカニズムは北西―南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析され、震源の深さとメカニズムから、陸のプレートと沈み込む太平洋プレートの境界付近で発生したとみられます。

浦河沖はしばしば規模の大きな地震が起きている領域です。2016年にはマグニチュード6.7で最大震度5弱、1982年にはマグニチュード7.1で最大震度6(当時の震度階級)が発生しています。

世界:ニュージーランドの南でM6.3

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しました。最も大きなものはニュージーランドの南西で発生したマグニチュード6.3です。

日本時間の5月31日(水)昼頃、ニュージーランドの南西の海域を震源とするマグニチュード6.3、深さ約9kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。

今回の震源付近は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界に当たります。マグニチュード6クラスの地震は頻発しており、1989年にはマグニチュード8.0の巨大地震が発生しました。横ずれ型の地震が多いため、地震の規模の割に大きな津波は起きにくい傾向です。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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