朝から西〜東日本太平洋側を中心に雨 明日にかけ梅雨前線が活発化
ウェザーニュース / 2023年6月11日 7時40分
今日11日(日)は梅雨前線の活動が活発になり、西日本〜東日本太平洋側では局地的に強い雨が降っています。西日本〜東海の太平洋側の一部では激しい雨・大雨による災害に警戒が必要で、場合によっては線状降水帯が形成される可能性もあります。
関東でも明日にかけて局地的・一時的に強雨となるおそれもあります。急な雨の強まりによる低地の冠水などにお気をつけください。
1時間に50mm前後の雨のおそれも
台風3号の周囲を吹く湿った風の梅雨前線への流れ込みが強まって、前線付近で雨雲が発達しやすくなっています。
特に九州の南、種子島・屋久島〜四国沖、静岡から房総半島にかけて雨雲が発達していて、6時30分までの1時間には鹿児島県屋久島・尾之間で24.0mm、4時30分までの1時間に静岡県石廊崎で16.5mm、6時までの1時間に千葉県の房総半島南部にある鋸南で16.0mmの雨を観測。7時までの24時間雨量は鹿児島県南種子町・上中で284.5mmに達しました。
このあとも九州や四国、近畿、東海では1時間に30〜50mmの激しい雷雨となるおそれがあります。激しい雨による土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに警戒が必要です。
線状降水帯が形成される可能性も否定できないため、その場合はさらに雨量が増えるおそれもあるため注意が必要です。
静岡東部〜関東でも激しい雷雨に注意
静岡東部〜関東でも、明日にかけて発達した雨雲が広がるようになります。局地的・一時的に強雨となるおそれもあります。急な雨の強まりによる低地の冠水などにお気をつけください。
東海や関東では、先週の記録的な大雨や、今週降った雨の影響で地盤が緩んでいるところがあります。平常時よりも少ない雨量でも土砂災害等が発生しやすくなっているため、地盤の緩い傾斜地など危険な場所には引き続き近寄らないようにしてください。
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