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梅雨前線活発で雨の範囲が拡大 西日本の太平洋側は強雨に注意

ウェザーニュース / 2023年6月11日 11時45分

ウェザーニュース

今日11日(日)は梅雨前線が本州の南岸に停滞しています。広い範囲で雨が降り、北陸と東北では梅雨入りが発表されました。奄美地方では活発な雨雲がかかって、非常に激しい雨の降った所があります。

鹿児島・十島村は土砂災害警戒情報が継続中

梅雨前線は本州の南岸に停滞しています。台風3号周辺の湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動は活発です。

奄美地方や種子島・屋久島には前線の南側に広がる発達した雨雲がかかり、鹿児島県十島村・宝島では10時31分までの1時間に54.5mmの非常に激しい雨を観測しています。総雨量が多くなっており、十島村には土砂災害警戒情報が発表中です。

西日本から東北にかけての広い範囲が雨雲に覆われていて、北陸と東北では梅雨入りが発表されました。

明日12日(月)は台風3号が紀伊半島の南の海上に達し、台風の周囲を吹く南東の風が梅雨前線に湿った空気を送り込みます。

前線はやや陸地から離れた所に伸びるため、活発な雨雲は海上に広がる予想です。ただ、その一部が西日本から東海の太平洋側にかかる可能性があり、局地的に雨が強まるおそれがあります。

6月に入ってからの度重なる大雨に見舞われた地域では、地盤が緩んでいる可能性があります。平常時よりも少ない雨量でも土砂災害等が発生しやすくなっているため、地盤の緩い傾斜地など危険な場所には引き続き近寄らないようにしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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