東京など関東で逆さ虹出現 うるう日の空に環天頂アーク
ウェザーニュース / 2024年2月29日 8時0分
今日29日(木)の朝は関東や東北、北陸などで薄い雲が広がり、光学現象が現れています。空の高い所には鮮やかな環天頂アークが見られました。
ほかにもハロ(日暈)や幻日などの光学現象が見られた所もありました。
環天頂アークはどう見える?
よく見られる大気光学現象の例
雨の前後に見られる虹は、水滴によって太陽光がプリズムのように曲げられて見える現象で、太陽と反対方向の空に見られます。
一方、氷晶によって出現するアークや幻日などは太陽方向の空に見られることが多い現象です。これらの光学現象は、上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられる(屈折する)ことで現れます。
環天頂アークは太陽の中心から上方46度前後の空の高い所に出現します。弓なりの美しい虹色を描き出すことから、逆さ虹とも呼ばれます。太陽高度が22度前後の時に最もはっきり現れ、日の出の2時間後や日没の2時間前が見えやすい時間帯です。
ハロなどの光学現象が現れた後に、雲が厚みを増すと天気が下り坂に向かうことが多くあります。今日は低気圧や前線の影響で九州で朝から雨が降っていて、雨の地域が次第に東に拡大します。関東や東北でも夕方から夜にかけて雨となり、傘の出番がありそうです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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