西日本は広範囲で雨 午後は関東にも拡大 関東甲信山沿いや東北は雪に
ウェザーニュース / 2024年3月5日 7時40分
今日5日(火)は西日本では朝から広範囲で雨が降っています。九州南部や四国の太平洋側は強雨に注意が必要です。
このあとは関東など東日本へと雨の範囲が拡大します。東北や関東甲信の山沿いではしっかりとした雪になる見込みです。
局地的には激しい雨のおそれ
西から低気圧や前線が近づいている影響で、今朝は西日本の広い範囲で雨が降っています。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、一部では雨雲が発達しているところがあり、南西諸島や九州南部では局地的に雨が強まっています。
日付が変わってから、鹿児島県屋久島町では未明に1時間で44.5mm、早朝には同じく鹿児島県南大隅町の佐多で39.0mmの雨を観測しました。7時までの1時間では15mm前後のやや強い雨が九州南部を中心に降っている状況です。
雨雲の発達した部分は太平洋沿岸から海上を進んでいますが、このあとも南西諸島や九州南部、四国太平洋側、近畿南部では局地的に雨が強まることがあります。活発な雨雲の下では、1時間に30〜50mmの激しい雨の降るおそれがあり、道路冠水や土砂災害などに注意が必要です。
関東は帰宅時間帯は傘が必要
低気圧や前線は東へ進むため、雨の範囲が東日本にも拡大します。昼前後から次第に雨や雪となり、関東も夕方の帰宅時間帯には傘が必要な降り方となる見込みです。夜の遅い時間には本降りの雨となって、沿岸部では次第に風も強まると予想しています。
明日6日(水)はだんだんと低気圧は東へ離れていきますが、朝のうちは関東では雨が残る可能性があります。北寄りの風が強まるため、朝の通勤・通学時間帯に荒れた天気となる可能性がありますので、最新の情報を確認するようにしてください。少し遅めの出勤や時間に余裕を持って準備をすると良さそうです。
東北や関東甲信の山沿いでは大雪注意
上空には寒気も流れ込んできます。寒気がそれほど南下しないため関東の平野部は雪にならない見通しですが、標高の高い山沿いや東北では湿った雪が強く降り、しっかりと雪が積もるおそれがあります。
6日(水)夜までに関東甲信の山沿いでは20cm前後、標高の高い山間部では30cm以上も新たに雪が積もる予想です。東北は山沿いに加えて平地でも雪になり、福島県内では10cm以上、宮城県の仙台周辺でも5cm前後の積雪となる可能性があります。
積雪の急増による路面状況の悪化、山間部では雪崩の危険性が高まります。また、着雪による停電などに注意が必要です。
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