雨上がりの強風で花粉大量飛散 関東など各地で花粉光環が出現

ウェザーニュース

今日13日(水)は関東などで花粉の飛散しやすい条件が揃っています。花粉光環が見られている所も多く、花粉症の方は万全の対策が必要です。

鮮やかな花粉光環が見られる

昨日、各地に雨を降らせた低気圧は三陸沖に進み、西日本から関東は天気が回復しています。雨の翌日で気温が上がっていることに加え、低気圧の発達によって風が強まっていて、花粉の飛散しやすい条件が揃いました。

関東を中心とした広い範囲で「花粉光環」が現れています。「花粉光環」とは花粉の粒子によって太陽の光に回折・干渉が生じ、色が分かれて見える現象です。太陽の周囲を囲むように幾重にも虹色の環が見られるのが特徴で、花粉の飛散量が多いほどはっきりと見られます。

※太陽を直接見ると目を傷めるおそれがあるため、直接見ないようにしてください。

午後も飛散が続く見込み

ウェザーニュースが独自に設置している花粉観測機・ポールンロボでも多くの花粉を捉えています。関東や東北南部の太平洋側で特に飛散量が多く、「極めて多い」ランクに達している所がある状況です。東海地方も飛散量は多くなっています。

午後も晴天が続くため、花粉の飛びやすい状況が続く見込みです。夕方以降は風が収まる分、空中に舞っていた花粉が落ちてくるため油断ができません。帰宅時に上着などに付いた花粉を室内に持ち込まないよう、ご注意ください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）