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トロピカルストーム「HONE(ホネ)」が越境台風になる可能性

ウェザーニュース / 2024年8月29日 21時0分

ウェザーニュース

西経域の中部太平洋で発生し、ハワイ諸島の南を西進してきたトロピカルストームHONE(ホネ)が、180度経線を越えて東経域に入り台風に変わる可能性が出てきました。

越境台風となれば昨年の2023年台風8号(ドーラ)以来で1年ぶりです。

西経域から来る低気圧が台風になるのは数年に一度

国連 世界気象機関(WMO)の資料より

日本の気象庁の台風の監視領域は、北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)・南シナ海と決まっていて、その領域に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s以上のものが台風と呼ばれます。

このため、西経域から進んできたハリケーンや発達した熱帯低気圧(トロピカルストーム)が東経域に入ると、監視担当機関がアメリカの中部太平洋ハリケーンセンター(CPHC)から日本の気象庁に引き継がれ、「台風」と呼ばれることになります。

台風が域外から入るのは数年に一度程度の頻度であり、ハリケーンから台風に変わった2023年台風8号(DORA/ドーラ)以来1年ぶりになります。その前は2018年台風17 号(ヘクター)でした。

ミッドウェー諸島近海で台風になる可能性

トロピカルストームHoneはハワイの南東で発生し、一時的に発達してハリケーンHoneになりました。Honeにより、ハワイ島やマウイ島では停電や洪水の被害が発生しました。

その後はトロピカルストームの勢力に低下したあと西進していますが、ホノルルの中部太平洋ハリケーンセンター によると、勢力を維持したまま180度経線を越える予想となっています。

この予想通りになると、日本時間の9月2日(月)頃にミッドウェー諸島近海で東経域に入り、“台風発生”が発表されることになります。

台風の名前

北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

一方、西経域から入る台風は、アメリカの国立ハリケーンセンターが定めたリストからつけられた名前(今回であれば「ホネ(Hone)」)が、そのまま台風の名前に用いられることになっています。

トロピカルストームの名前「ホネ(Hone)」は、甘くてやわらかい、またはハチミツなどの意味をもつハワイ語からつけられています。

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