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日本の南の熱帯低気圧が台風になる可能性 発達せずも関東の天気に影響か

ウェザーニュース / 2024年9月25日 10時20分

ウェザーニュース

9月25日(水)9時現在、日本の南で発生した熱帯低気圧について、気象庁は「12時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。

▼熱帯低気圧 9月25日(水)9時
 擾乱種類   熱帯低気圧(TD)
 中心位置   日本の南
 移動     北西 15 km/h
 中心気圧   1004 hPa
 最大風速   15 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 23 m/s

次に台風が発生すると今月6つ目で、台風16号と呼ばれることになります。台風になっても発達はせず、27日(金)には再び熱帯低気圧になる見込みです。ただ、その後は温帯低気圧に性質を変えながら関東に近づく可能性があるため、注意が必要です。

温帯低気圧から熱帯低気圧に変化

この熱帯低気圧はもともと、秋雨前線上の温帯低気圧でした。前線から切り離される形になって動きが遅くなり、暖かな空気をエネルギーとしてやや発達してきたため、昨日24日(火)の9時に熱帯低気圧として解析されました。

周辺の海面水温が28〜29℃と高いこともあって、今後もやや勢力をやや強め、台風になる可能性が出てきています。台風から温帯低気圧に変わるケースに比べ、温帯低気圧から台風になるケースは多くはありません。

秋雨前線と一体になり関東に影響か

海面水温は高いものの、周辺の環境はそれほど発達には適しておらず、27日(金)には再び熱帯低気圧に変わる見込みです。その後は秋雨前線と一体化して北東に進み、28日(土)頃にかけて、関東付近を通過するとみられます。

あまり発達しないとはいえ、多くの水蒸気を伴って近づいてくるため、27日(金)〜28日(土)にかけて関東を中心に雨が強まる可能性があります。

雨の強まるタイミングや範囲の予測は、現時点で不確実性が大きくなっていますので、最新の情報をご確認ください。

9月は台風の接近が多い時期

平年の台風発生数

次に台風が発生すると、19日(木)に発生した台風15号以来で、今月に入ってから6つめです。

台風発生数の平年値を見ると、9月は平均5.0個で8月に次いで台風の発生が多い時期です。一方、台風の接近数の平年値は3.3個と8月と同値、台風の上陸数の平年値は1.0個と9月が年間トップです。

本格的な台風シーズンですので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。

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