東京V、乾の古巣エイバルと戦略的協定締結! 要因はスペインでの認知度向上

超ワールドサッカー / 2018年7月11日 18時0分

写真:Getty Images

▽東京ヴェルディは11日、リーガエスパニョーラのエイバルと戦略的協定を締結することが決定したことを発表した。

▽今回東京Vとエイバルは2年間の戦略的協定を締結。双方のクラブのサッカー部門、マーケティング部門、女子サッカー部門、eスポーツ部門の強化を目的としている。直近の取り組みとしては東京Vの代表者が7月に現地を訪れて、エイバルのプレシーズンスタートを視察する予定となっており、この訪問を皮切りに、日本とスペインにおける両クラブの発展を目指しているようだ。

▽東京Vを率いるミゲル・アンヘル・ロティーナ監督はスペイン出身。ヘッドコーチにはイバン・パランコ・サンチアゴ氏、フィジカルコーチにトニ・ヒル・プエルトを迎えている。ロティーナ監督の日本での活躍は現地でも報じられ、スペインとのつながりでチーム強化を図る東京Vの名前がスペイン国内でも認知されたことで今回の協定締結につながったことを説明している。

▽Jリーグクラブとリーガ・エスパニョーラのクラブ間初の国際協定を結んだ東京Vの羽生英之代表取締役社長と、エイバルのパトリシア・ロドリゲスCEOは、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

◆羽生英之代表取締役社長(東京ヴェルディ)
「この度は、日本とスペインのクラブ間で初めて協定を締結することができ、非常に嬉しく思っています。我々は昨シーズン、スペインからロティーナ監督とイバンコーチを招聘しました」

「現在、ふたりがスペインで培ってきたプレーモデルをベースにした先進的フットボールに取り組んでおり、まさにスペインのエッセンスを採り入れながらチームを強化している真っ只中にいます。そうした時期に、スペインのラ・リーガ1部で戦うクラブと協定を締結できることは、競技面でもビジネス面でも大きなメリットがあると信じています。SDエイバルはロティーナ監督の故郷があるバスク州に本拠地があり、その点でも縁を感じています」

「SDエイバルは古い歴史を持ちながらも、ビッグクラブが多いラ・リーガの中では地方の小さいクラブかもしれません。しかし、2014年にクラブ史上初の1部昇格を成し遂げてからピッチ内外で様々な施策を講じ、ビッグクラブと伍して1部に残留し、常に成長を続けている稀有なクラブでもあります。彼らと同じように我々も、経営規模が決して大きくない市民クラブであり、協定締結に向けた作業の中で、同じビジョンを共有できると確信しました。両者が持つクラブ運営の知見を共有し、ともに継続的な成長を実現していきたいと思います」

◆パトリシア・ロドリゲスCEO(エイバル)
「我々SDエイバルは今回の協定締結を契機に、東京ヴェルディの強みを学び、日本のサッカークラブ、日本の文化についての知見を深め、これまで以上に日本サッカーへのコミットメントを強化したいと考えます。さらにエイバルがこれまで培ってきた経験やビジネスモデルを共有することで、両クラブのさらなる発展、また、両国のサッカーの質を高めるための相乗効果へとつなげていきたいと考えます」

「今回のパートナーシップは、ラ・リーガとJリーグ間で昨年締結されたパートナーシップをさらに強固なものにし、日本の首都である東京にとってバスク文化がより身近なものとなることを期待しています」

「私たちは同じ価値観とビジョンを共有でき、さらに日本でもっとも伝統のある東京ヴェルディを選択しました。東京ヴェルディは、アジアでもっとも優れた普及・育成活動に取り組んでおり、さらに女子サッカー界においてももっとも先進的なチーム作りを行っているクラブです。これらの取組は、エイバルにとっても重要事項であり、東京ヴェルディとエイバルはともに同じゴールを目指すことができると考えています」

▽エイバルは2014-15シーズンから初めてスペイン1部リーグで戦うバスク州にあるクラブ。昇格初年度こそ残留争いに巻き込まれたが、翌シーズンから徐々に順位を上げ、クラブ史上初の昇格以降、残留し続けている。日本代表MF乾貴士は2015年に加入。2018年6月にベティスへの移籍が発表されたが、乾退団後も日本との繋がりを維持することとなった。

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