本田圭佑の新たな挑戦、6カ国目のオーストラリアデビューへ/編集部コラム

超ワールドサッカー / 2018年10月20日 17時50分

写真:Getty Images

▽「何の大会でも良いので、トロフィーを獲ることを楽しみに来ています」。メルボルン・ビクトリーへの入団会見で、本田圭佑が語った言葉だ。20日、本田が所属するメルボルン・ビクトリーの新シーズンが開幕する。

▽オーストラリアのAリーグは、19日に開幕。メルボルン・ビクトリーは、同じ街のライバルであり、強豪クラブであるメルボルン・シティと対戦する。

▽8月に入団し、開幕まで約2カ月に渡ってトレーニングを積んだ本田は、実戦デビューとなった5日のウェリントン・フェニックス戦では、PKキッカーを務め1ゴールを記録。順調な仕上がりを見せていた。

▽入団から開幕までの期間について試合前の会見で本田は、「2〜3カ月の間トレーニングを受けてきた。こんなに激しく準備をしてきたことはなかった」とコメント。それでも、自身初となるオーストラリアでの開幕戦に向けては「僕たちはメルボルン・シティと土曜日に試合ができる。興奮している」と語り、日本を含めればオランダ、ロシア、イタリア、メキシコに次いで6カ国目のデビュー戦を心待ちにしている様子を窺わせた。

▽開幕戦の相手であるメルボルン・シティには、かつてマンチェスター・ユナイテッドでもプレーした元ベルギー代表DFリッチー・デ・ラエトが所属。以前には、元スペイン代表FWダビド・ビジャや元アイルランド代表MFダミアン・ダフ、さらには名古屋グランパスやオーストラリア代表としても活躍したFWジョシュア・ケネディや英雄であるMFハリー・キューウェルが所属。昨シーズンまではFWティム・ケイヒルもプレーしていた。

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▽自身のオーストラリアデビュー戦が“メルボルン・ダービー”となる本田。数々のリーグでシーズン開幕を迎えてきた本田だが「シーズンの始まりがダービーというのは、僕にとって初めての経験。これは珍しいこと」とコメント。世界的に見ても、開幕戦にダービーをセッティングする例は少なく、本田自身も初の体験になることを楽しみにしているようだ。

▽デビュー戦となるメルボルン・シティ戦については「とても難しい試合になるし、繊細な試合になるだろう。経験豊富な選手でさえ、落ち着けず、精神的に準備する必要がある」とコメント。ワールドカップ3大会連続ゴールを記録している百戦錬磨の本田でさえも、新天地デビュー戦、それも開幕戦のダービーとなると特別なのだろう。

▽冒頭にも紹介したように、本田、そしてメルボルン・ビクトリーの目標はタイトル。リーグ戦で結果を残し、2019年のAFCチャンピオンズリーグに出場することだろう。チームがACLに出るとなれば、本田にとっては初出場となる。

▽そのタイトル獲得に向けたスタートとなるメルボルン・シティ戦に、本田は強い意気込みで臨む。

「戦術的には分析されているし、ケビン・マスカット監督は土曜日にどうするかを多く話してきた。僕らは大丈夫だし、彼らと戦う準備ができている」

▽力強い本田の言葉は、メルボルン・ビクトリーのサポーターを安心させる効果もあるだろう。経験豊富な日本のスター選手に懸かる期待は大きい。昨シーズンは勝ち点差「2」で上回られただけに、ファン・サポーターは開幕戦での勝利を待ちわびているはずだ。

▽本田は開幕戦で先発出場が決定。クラブチームでは、キャリア通算427試合目の出場となる。新たな土地で、二足の草鞋を履く本田がどの様な姿を見せるのか。「みなさんの想像を超えるような成長をみんなに見せられたらなと思います」と意気込んだ“ケイスケホンダ”の新たな挑戦が始まる。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》

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