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「過去から脱却」JFL鈴鹿の役員が総退陣、三浦泰年監督が代表取締役GMも兼任

超ワールドサッカー / 2022年6月27日 21時15分

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JFLの鈴鹿ポイントゲッターズは27日、全役員の辞任を発表した。

クラブの発表によると、21日に開催された臨時株主総会により、吉田雅一 代表取締役社長に加え、取締役の山岡竜二氏、大榎良則氏、監査役の藤谷秀治氏が辞任した。

なお、新たに役員に6名が就任。三浦泰年監督が代表取締役GM(ゼネラルマネージャー)に就任したほか、代表取締役社長に山口隆男氏、取締役副社長に折原潤氏らが就任した。

27日に管轄法務局(津地方法務局)に申請書類を提出し、近日中に登記変更が完了する予定とのことだ。

鈴鹿は八百長行為の疑惑と、不正な金銭の授受があったとし、2月28日付けでJリーグ百年構想クラブ規程第7条第1項第1号に定められる「Jリーグの目的に反する行為」があったとして、「Jリーグ百年構想クラブの解除条件付き資格停止処分」を受けていた。

なお、資格停止処分の解除条件として、「1.ガバナンス体制の改善」、「2.ステークホルダーからの支援継続」が挙げられていた。

クラブは声明で、組織としての改革が必要とし、役員を総入れ替え。株主構成も変更することとしたとした。

「クラブチームは地域の公共的性質を有している以上、通常の企業が求められる水準よりも、より高いレベルでのコンプライアンス意識や高潔性が求められます」

「弊クラブでは、これまでの一個人がほぼ100パーセント近い株を保有している状態から、抜本的な株主構成の変更が必須だと考え、複数の者に株式を分散させることにより、株主の権限が一極集中とならない形とすること、株主間でも監視・監督ができるような体制を取るべく、株主構成の刷新を図ることとし、保有株式の全てを現株主個人と、現株主が代表を務める株式会社ノーマークと利害関係を有しない第三者に分散譲渡する予定で、地元や近隣地域に在する企業を中心に現在協議を進めています」

「候補企業については、財務基盤が盤石であるということだけではなく、弊クラブの発展に強い熱意を有していることや、プロスポーツの特殊性への理解(高潔性への強い理解)を示していることが必要不可欠と考えており、現在、内諾を得ている企業と順次株式の譲渡契約締結に向けての準備を進めております」

新たに代表取締役GMに就任した三浦泰年氏、代表取締役社長に就任した山口隆男氏はクラブを通じてコメントしている。

◆三浦泰年 代表取締役GM
「この度は世間を騒がせ、関係する皆様方にご迷惑をかけてきたことに対し、クラブを代表して深くお詫び申し上げます。そんな中においても、鈴鹿ポイントゲッターズに関わる全ての皆様から、咤激励いただき、心より感謝申し上げます」

「クラブはこれで過去から脱却し、新しい体制となります。私自身も、これまで以上に、未来に向けて、責任を持って前に進んでいく所存ですので、引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします」

◆山口隆男 代表取締役社長
「この度、鈴鹿ポイントゲッターズの代表取締役社長に就任いたしました山口隆男です。現在、関係各位にご迷惑をお掛けしており大変申し訳ございません。三浦代表並びに新体制と共に協力・連携しあって組織を改善して参りたいと存じます」

「クラブが、スポーツで地域を盛り上げ、子供たちに夢を与えられる存在になるべく全力を尽くします。私は鈴鹿出身でもあり、皆様のご期待に応えられるよう覚悟を持って精進いたします。今後ともご支援・応援のほど何卒よろしくお願い申し上げます」

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