クロップはパレス戦勝利に満足！ 負傷交代のチェンバレンら負傷者にも言及

写真：Getty Images

リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、クリスタル・パレス戦の勝利を振り返った。

リバプールは15日、プレシーズンマッチでクリスタル・パレスとシンガポール・ナショナルスタジアムで対戦し、2-0で勝利した。

12日にタイのバンコクで行われたマンチェスター・ユナイテッド戦では、0-4とまさかの完敗を喫したが、この試合では前半序盤の12分にMFジョーダン・ヘンダーソンが挙げた先制点、後半開始直後にFWモハメド・サラーが挙げた追加点によって、危なげなく勝利を手にしている。

同試合後、公式会見に出席したクロップ監督は、結果内容共に満足感を示している。クラブ公式サイトがドイツ人指揮官のコメントを伝えている。

「(今日得たポジティブな部分は？)我々のフットボールのやり方だ。我々はこの前のユナイテッド戦も良い試合をしたが、完全に間違った瞬間にミスを犯したため、0-4で負けた」

「フットボールにおいてミスは、ゴールまたは少なくともチャンスに繋がる可能性がある。しかし、それはどこでミスを犯したかによる。そして、それでも、うまく守ることで整理することもできる。ただ、我々がユナイテッドに対して犯したミスは、非常にオープンな展開だったもので、それを整理できなかった」

「今日はよりコンパクトだった。ユナイテッド戦でもそうだったが、本当に良いフットボールをしていた。ゴールも2回あったしね。正しい方向への明確な一歩を踏み出すことができ、本当に嬉しく思っている」

「まだ2試合目だし、これからの4週間は特に、残りのシーズンの準備のためにたくさん働かなければならない。プレミアリーグの試合はすでにあり、9月中旬以降は3日おきにプレーする形となり、トレーニングする時間がなくなる。したがって、とにかくうまく時間を使わなければならない」

MFファビオ・カルヴァーリョやFWダルウィン・ヌニェスら新戦力のパフォーマンスを含め、概ね試合内容に満足を示したクロップ監督だが、同試合の前半終盤にハムストリングを痛めて負傷交代となったMFアレックス・オックスレイド=チェンバレンの状態を心配している。

「もちろん、オックスレイドはプレシーズンが始まって以来、常に良いトレーニングをしていたので、非常に残念だ」

「過去にオックスに起きたことは、より激しくなったときに何かが起こる可能性があるということ。だが、今回はただの筋肉の張りだから大丈夫だ。もっとひどい状況もあったし、大丈夫だ」

「どれくらいの時間がかかるか正確には分からないが、彼は必ず戻ってくるし、そうすればすべてうまくいくだろう。彼は明らかにトップクラスのプレーヤーだし、我々を助けてくれるよ」

また、ここまでのプレシーズンで欠場が続くGKアリソン・ベッカー、FWジオゴ・ジョタの状態についても言及。前者に関しては7月30日に行われるマンチェスター・シティとのコミュニティー・シールドに間に合う見込みだが、後者に関しては復帰が困難だという。

「アリはシティ戦に間に合うチャンスがあると思うが、ジオゴはない」

「アリは腹部の筋肉を痛めている。それは深刻なものではないが、再び、我々は完全なシーズンを準備している。だから、彼は練習することができるが、すぐにプレーさせるつもりはない」

なお、アジアでのプレシーズンツアーで2試合を戦ったリバプールは、21日にドイツでRBライプツィヒ戦を戦う予定だ。