「想像できない状況」初代表の野津田岳人、ターニングポイントは甲府への移籍「監督に感謝しています」
超ワールドサッカー / 2022年7月22日 16時55分
日本代表MF野津田岳人(サンフレッチェ広島)が、代表への思いを語った。
19日から開幕したE-1サッカー選手権。日本は初戦の香港代表戦で6-0の大勝を収めており、現在は24日の中国代表戦に向けて準備を進めている。
日本代表初招集の野津田は「代表の活動というのはA代表は初めてですが、めちゃくちゃ久しぶりで、すごく新鮮で楽しいです」とコメント。リオ・デ・ジャネイロ五輪世代だったものの、その後に縁がなかった代表活動に喜びを感じており、「いろいろな刺激をもらえて充実していて、楽しいです」と充実感を口にした。
森保一監督とは広島時代に指導を受けて以来の再開に。「まだ2人でちゃんと話すというのはちょっとしかないので、「久しぶり」みたいな感じと、「中1日だったので疲労はどう?」という話しかしていないです」とコメント。「横内コーチ、下田コーチとも久しぶりで懐かしい感じです」と、かつての広島時代を思い出したようだ。
日本代表でのプレーについては「コンセプトの部分はミーティングでもみて、自分なりにやり方も分析しています」と語り、「まずはそこに合わせるということと、アグレッシブにやるということ。プラス武器を出せるようにというのは意識的に取り組んでいければと思います」と、チームにアジャストするために努力していくとした。
野津田は代表からも遠ざかっていたが、クラブでも思うようなキャリアを描いているとは言えない。J1クラブへの期限付き移籍を繰り返し、2021シーズンは自身初のJ2となるヴァンフォーレ甲府への期限付き移籍を経験した。
甲府では中心選手としてプレーすると、復帰した今季の広島ではここまで明治安田生命J1リーグで18試合に出場し2ゴールを記録している中で、「ずっと代表になりたいという目標は常に掲げていましたけど、1年前から想像すると想像できない状況でした」と語り、「来れたのは自分でもびっくりしました。今までの状況を考えたらびっくりしていますが、自分的には去年甲府に行ってから大きく変われたんじゃないかなと感じられますし、広島に戻ってから2年間継続的に出られていなかった中で、甲府で試合をたくさん経験できて得られたものがたくさんあり、試合を重ねて試合感だったり色々とみえたものがあるので、去年はターニングポイントになりました」とコメント。昨季の甲府でのプレーがターニングポイントだったと明かした。
その中で、伊藤彰監督(現:ジュビロ磐田監督)からの信頼も厚く、ボランチとしても成長。「常に毎試合終わってからボランチのところでの修正部分、自分に対してここが課題だということを監督にずっと言われてきたので、自分の課題と向き合えたことは大きかったです」と語り、「今まで見えなかった部分、そこまで意識していなかった部分を見つめ直すことができました」と、甲府での指導を受けて変われたとし、「ボランチとしてシーズンを戦うことも初めてで、ポジションに適応できたことは大きかったと思いますし、監督に感謝しています」と、感謝の気持ちを口にした。
今シーズンの広島でミヒャエル・スキッベ監督から指導を受けていることについては「チームとして常にアグレッシブに戦うこと、攻守両面に自分たち主導で戦うことは、自分のプレースタイルに合っています」とコメント。「自分の自信にもつながっています。アグレッシブにやる、ボールに関わる、守備も前から行くというのも、プレースタイルに合っていてやっていて楽しいです」と、今のサッカーを楽しめているとした。
次の中国代表戦では香港戦で起用されなかった広島の選手が多く起用されることが見込まれている。
野津田はその点について「一緒に出るのであればお互いの良さはわかっていますし、アグレッシブにやるというのはこのチームのスタイルと変わらない部分もあるので、自分らしさ、自分たちらしさを出しやすいと思うので、思い切ってやりたいです」と語り、「ストレスはないと思うので、そういう部分でメリットは大きいと思います」と語り、いつものプレーを出して行きたいと語った。
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